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【エッセイ】ケーキは特別だった

いつからだろう。

誕生日でもないのにケーキを食べるようになったのは。




子どもの頃、ケーキは特別だった。

誰かの誕生日やクリスマスにしか出てこないものだと思っていたし、ケーキ屋さんになんて特別な日しか行けない場所だと思っていた。

それがいつしかカフェやレストランで気軽に食べれるものになっていたし、ケーキの存在が身近になっていった。

これが大人になるってことなのかな。

特別だと思っていたものが特別ではなくなる。

それは少し残念なことかもしれない。




そう思う私は本日誕生日。

ケーキの特別感を味わいながら、これからの未来に思いを馳せようとしよう。








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