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子宮鏡検査

受精卵の染色体の検査の結果が出るまでの間、何もせずに休んでいても良かったのですが、結局のところ、着床が上手くいかないはっきりとした理由はわかっていません。染色体に問題のない胚を移植しても妊娠しなかったわけですから、受精卵の質の問題だけではないと考えられるわけです。

キラーT細胞という免疫機能が高く、受精卵を拒否して流産させていた可能性もあるということでしたが、その点に関しては免疫抑制を服用してコントロールしているので、それでも上手くいかないとなると、他に原因があるのかもしれません。

(そもそも感染症が流行っている昨今、免疫機能が高いなんて素晴らしいはずなのに、それを抑制するのも嫌なのですが、これまたやむなし。)

医師とも相談の結果、特に問題ないだろうと、これまで検査をしていなかった子宮鏡検査をしてみようということになりました。子宮鏡検査は比較的、不妊治療の初期の段階で行う方が多いのですが、なぜか私はしていなかったのです。

細いカメラを子宮に挿入して、子宮内の状態を目視で確認する検査。胃カメラの子宮バージョンというイメージでしょうか。この検査によって、子宮内膜の炎症や、卵管が詰まったりしていないか、子宮筋腫の位置などの確認が出来ます。

もし、子宮内膜に炎症があれば、それが原因で着床が上手くいっていなかった可能性が考えられます。

検査は、エコー検査をするような感じで診察台に横になって、カメラを挿入するだけ。私の場合は痛みはほとんどなく、下腹が少しズーンと重い感じになる程度でしたが、人によっては、そこそこの痛みを伴う場合もあるようです。5~10分程度の検査で、医師と一緒にモニターで画像を確認しながら行いました。

初めて見る自分の子宮の中。綺麗なピンク色で、大きな問題はありませんでしたが、子宮外妊娠で切除された卵管は巾着を結んだようにキュッとなっていて先が見えなくなっていました。改めて目視すると「あ~生活は普通に戻ったけど、やはり卵管なくなっちゃったんだな~」と少し切なくなりました。

もし炎症などの症状が見られれば、抗炎症薬の服用で治療が可能だそうです。子宮鏡はあくまでも目視での検査になります。それで問題がないとなると、目ではわからない細胞レベルでの原因が考えられます。

次回のその検査について書いていこうと思います。



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