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【本紹介】高橋ダン氏から学ぶ、億り人になるための8つの法則

超有益YouTubeを展開する高橋ダン氏曰く、投資をしないことこそリスク。このブログでは高橋ダン氏の「僕がウォール街で学んだ勝利の投資術」という名著の極一部を抜粋し、私の知恵も盛り込んで執筆しています。少しでも興味を持っていただけたらぜひ本書を購入して高橋ダン氏のありがたい言葉を一字一句心に刻み、みんなでサクッと億り人になりましょう。


法則1 投資をリスクと捉えるのをやめる

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日本のインフレ推移 画像:https://jp.tradingeconomics.com/

投資はギャンブルではありません。と高橋ダン氏。

現金や預金が安全と思われているのは間違いです。

ハイパーインフレが起こってしまえば、1万円の価値が1円になるかもしれません。

たしかに世界に比べたら日本のインフレ率は非常に少ないです。

物価の上昇を感じている方は少ないでしょう。

しかし、コロナ支援で日本政府は数十兆円の支出をしており、今後を考えるとインフレが来るのは覚悟をしておく必要があります。

政府はインフレの年率2%を目標にしているので、このまま約20年後になれば皆さんの購買率は約3分の2、約35年後には購買率は半分になってしまう計算です。

老後資金に2000万貯めろと言われますが、果たして皆さんが老人になるころには2000万の価値はどれほどでしょうか。

現金や預金はリスクを避けるために選ぶものではなく、インフレにならないことにかける一種の投資と考えた方がいいのです。


投資しないことがリスクという思考

「 投資はリスクが大きすぎる」と考えるのは間違いです。

リスクと言うと投資したお金が減ってしまうことだと思いがちですが、実際には価格の変動率(ボラティリティ)が高いことをリスクが高いと言います。5%上がった株と、10%上がった株では、後者の方がリスクが高いということになります。

リスクはコントロールできるため、怖いのであればリスクの低い方法を選べばよいのです。

高橋ダン氏は3つのお金の無駄を挙げており、それは生活にお金をかけすぎる、必要ないものを買う、投資しない、と意見しています。

私個人の意見としましても、インフレで自身の貯蓄の価値がみるみる落ちていくのを指をくわえてみているのは耐えられません。歴史的に見ても、株式には年利5%以上で成長する実績がありますし、15年以上の投資を前提とするならば、元本割れのリスクも消失する計算となります。


法則2 茹でガエルからの脱却 

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先ほども述べたように、日本の物価上昇は世界に比べて非常に低い状態です。我々の生活を圧迫しない意味では良いですが、同時に経済を刺激せず、給料も株価も上昇しにくい状態とも言えます。

高橋ダン氏はこうした状況に慣れて茹でガエルのようになる前に、目を覚ましましょうと言っています。

少子高齢化の日本の未来は暗いとも言われていますが、世界に目を向ければインドやベトナムなど急成長中のバブリーな国もあるため、そういった国に投資することで長期に渡ってリターンが得られるわけです。


法則3 戦略を分ける。「長期積み立て」と「短期投資」

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高橋ダン氏は自身の投資戦略を、「ライオン戦略」と名付けています。その最も大きな柱は、資金の 7~9割を「長期積み立て」、1~3割を「短期投資」する、というものです。

ほとんどの初心者向けの著書では投資信託などに長期投資をし、定期的な積み立てによるドルコスト平均法でリスクを下げていく手法をおすすめしていますが、高橋ダン氏の面白いところは短期投資も推奨していることです。これはデイトレードではなく、一週間~一か月を想定した短期投資のことです。

これはリーマンショックやコロナショックによって市場の値動きが大きくなり、この波を短期投資によって上手く捉えることでリターンが得られるチャンスが多いことを意味しています。長期投資と合わせて全体的なパフォーマンスを上げる&リスクを抑えることができるのです。


法則4 シャープレシオを意識する

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画像:楽天証券投資信託ランキング

このシャープレシオを知れば世界一の投資家になれると本には書いてあります。

投資をしていると、どれだけ稼げるかに注目してしまいますが、このパフォーマンスよりも大事なことが「シャープレシオ」なのです。

これは一定のリスクのもとでどれだけリターンが得られたか、を知る指標です。

すなわち、シャープレシオが高いほど、リスクを抑えて効率よく、安定的にリターンをあげたということになり、優れた運用ということになります。

年10%の利益をだすとしても、値上がり、値下がりが大きなものより、より穏やかな値動きで10%の利益を出した方が優秀というわけですね。

私個人としましては、ウォール街の投資と言えば非常に大きいリスクの中でがんがん戦うイメージがありましたが、そんなことはなく、ウォール街でもこのシャープレシオが重視されているそうです。

むしろ、個人投資家こそこのシャープレシオを意識している方は少ないようです。

このシャープレシオを高めるための秘訣としては、先ほど述べたように長期投資と短期投資の組み合わせ、先進国や途上国など保有資産の多様化になるわけです。


法則5 日本人の規律正しさを活かす

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高橋ダン氏は自身のルールを徹底していなかったときに損失7億だしています。

その時に強く学んだのが規律の正しさこそお金持ちにつながるということです。

日本人こそ投資に苦手意識がある方が多いようですが、日本人特有の規律の正しさを利用すればかなりのポテンシャルを秘めているということ。

実践方法としては少々面倒かもしれませんが、長期積み立ての買い付け日、短期投資の売買ルールを手帳やスマホにメモし、規則正しく投資していくのです。

ここで私は、これこそAI投資や投資信託でお任せすればいいじゃないかと思ったのですが、高橋ダン氏の意見は全く違うようです。

それらは運用コストが高すぎ、我々の大切な資産が毎年1%以上持っていかれる可能性があります。

長期で考えたら数百万にのぼる相当なコストにもなり得るため、自身で買い付けていった方が良いということですね。


法則6 失敗は避けるのではなく、乗り越える

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ウォール街で高橋ダン氏の指導者は「ミリオネアになりたければ失敗のやり方をマスターするんだ」と教えてくれたそうです。

高橋ダン氏自身もこの意味を心の底から理解するのに10年かかりました。投資で失敗する、つまり損をした時には、その原因を探ることが大切です。

人はよくYoutuberや誰かのせいにしたりしてただただ後悔して終わりますが、これでは成長できません。大事なのは、どので判断を間違えたかを考えることです。

投資での世界では失敗はよくあります。バフェットですら損切りをします。同じ失敗をしないために繰り返し判断を間違えた原因を考えるのです。

高橋ダン氏曰く、市場に多数流通している「負けない投資法」などの本はあまり好きではなく、成功の秘訣は「失敗」することだと本書で述べています。

本書から少し離れますが、逆張りの神様と呼ばれるハワードマークスの著書にでてくる格言にも「 経験とは、望んでいたものが手に入らなかったときに得られるものだ」とあります。

つまり成功ばかりしているうちは本当の意味での経験は積んでいないということですね。


法則7 メンタルエネルギーの多様化、使い方をマスターする

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高橋ダン氏が投資において重要だと述べているひとつに、emotion(感情、情緒)、そしてマインドセットがあります。どれだけ勉強して、情報を集めても、自身のマインドセットがコントロールできない と、 自分で作ったルールも破ってしまいがちになり投資はうまくいきません。

対策方法はいくつか本書で紹介されていますが、その中で僕がもっとも重要だと思ったルールは、「お金に対してエモーショナルな人ほど稼ぎにくく、数字として冷静に捉える人の方が資産はつくりやすい」ということです。

これは少々投資経験がある僕でも意識するのは難しく思います。汗水垂らして稼いだ給料が1,000円でも減るのは非常にがっかりしますし、勝っているときはレクサスのホームページを無意識に閲覧してしまいますしね。


法則8 過去の実績に縛られない。未来を予測しない。

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タイトルの通り、遠い未来を予測したりする必要はありません。と高橋ダン氏。

ウォール街には未来を予測する必要はないとの考えをもつ人も少なくないようです。先ほどもでてきた逆張りの神様ハワードマークスも、同じことを述べています。もちろんニュースやファンダメンタル分析は必要ですが、これによって未来を予測できる方はほとんどいないようです。未来予測をするのではなく、ただただ価格の上昇、下降の波に乗るのです。このことからもチャート分析の大切さがうかがえますね。

そして注意したいのが、過去のリターン実績に縛られないということです。例えばアメリカ株の成長率は今までの100年で7~8%程度でしたが、これはすでに過去のデータのため、このパフォーマンスが未来に続く保証はどこにもありません。

これを解決する手段の一つとして、ニュースよりもチャートを先にみるということです。なぜなら、ニュースを先に見てしまうと、感情が先行してしまうからと高橋ダン氏は説明しています。たしかに、コロナウイルスワクチンが開発されたというトップニュースが流れてきたら、個人投資家はファイザー株をすぐに買いたい衝動になると思います。しかし、そのようなニュースはすでに株価に予測され織り込まれているため、株価はあまり動かないということもあるのです。

これが高橋ダン氏の語る億り人になるための8つの法則です。極極一部の抜粋のため、興味あるかたは本書を読んでいただくことをオススメします。

それではここまで読んでいただきありがとうございました。

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