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『冒険者たち』感想

※長文です!
【読書レビュー】
3/26読了。
あー読んでよかった!夫が「ガンバ」世代でアニメを知って、CGの映画「GAMBA」も見て、あれっ、仲間がちがう、本当は…?と思って原作へ。
作者の斎藤さん、名前は知ってたけど思い出せず…調べたら瀬田貞二さんの講話記録者で、今は浦和の幼稚園の園長先生。

物語の文体が大好き。はじめの2ページで、自分が好きな文でさらさら読めるぞ!って思った。ガンバがはじめまったくやる気と情熱のない男だったのが意外だったし(笑)、アニメも映画にも出てこないイダテンが私は好きだと思ったし、15ひきも仲間がいたなんて、そのひとりひとりに名前と特徴があったなんて驚いた。
特に驚いたのは、シジン。アニメにもいるけど、原作の方がもっと存在が霞んでる。
ガンバの言うとおり、本当に雨の詩しか読めないねずみだと思っていた。
ところがノロイとの戦いで、その活躍たるや!
シジン、見直した。いなくてはいけない存在だった。
ノロイとの戦いも面白い。どうしてかイタチが、全然実力行使してこない。頭脳戦が連日続く。あと2日持ちこたえる、あと22時間、それがけっこう長い。長いのが原作の面白いところだと思う。

最後の海上決戦でのオオミズナギドリの登場から、ノロイの最期までは、びっくりする展開だった!

アニメよりずっとクールでかっこいいガクシャ、アニメ通りせりふの多いイカサマ、面倒見のいいヨイショ、のんびり屋のボーボ、そしてキーマンのマンプク。
仲間たちの名前だけでも面白い、7年後の娘に絶対おすすめの一冊。
#チビの未来の本棚

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