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池上彰さんの英語学習

こんにちは!
英語コーチ ながきれいか です。


池上彰さんのニュース解説って
とても勉強になりますよね。
「フムフム」と話を聞いているだけで
世界情勢に疎い私でも
大筋がつかめて「もっと知りたい」と
感じるようになるので
教える仕事をしている者として尊敬しています。

新年なので
今年も学び続けよう!との決意で
「学び続ける力」を読みました。

そこに思いがけず
池上彰さんの英語学習について
書いてあったのでご紹介します。


1)どうして英語を始めたか

なぜ英語の勉強を始めたのか、実はあまりはっきりした目的はなかったのです。

「学び続ける力」池上彰 p.19

「なんとなく」英語の勉強を
始めたとは意外でした。

✔️外国人のインタビューで通訳がいても話が理解できるようになりたい
✔️アメリカのニュースの内容を知りたい
✔️アメリカの報道番組ついて学ぶたい

こんな「なんとなく」の動機があったそうです。
十分に立派な学習目的のような気がします。

2)具体的に何をしていたか

①毎日NHKのラジオ英会話

聴くだけではなくて
例文を覚えて暗唱をしていた。
それも深夜に取材相手の自宅前で待機中に
街灯の下や自動販売機の前で

②英会話学校

夏休みの短期集中コースや、
普段も夜のコースに通ってたことも
あったそうです。

③アルクのヒアリングマラソン

1年間で1000時間の英語に浸れば英語力が向上する
そんな教材だそうです。

1日3時間も英語学習に確保するのは
なかなか大変ですね。

しかも池上彰さんは通勤中などの
移動時間を使っていませんでした。
なぜかというと

道を歩いているときや電車の中で音楽や英語を聴いていると、周囲への注意・観察が疎かになります。これは記者としては、あってはならないことだからです。

「学び続ける力」池上彰 p.21

そんな制約のあるのに
1000時間をやろう、と思った池上さんは
自分を高めるためなら
努力を厭わない方なのでしょう。

④ペーパーバックを読む

トム・クランシーの小説、
「オズの魔法使い」
「大草原の小さな家」
などを楽しみながら読んだそうです。

3)英語を続けていくためのヒント

ここまで読んで

はっきりした目的もなく始めた英語をこんなに頑張れてすごいな

とただ感心しました。

そして池上さんは2つの「やめないコツ」
紹介してくれています。

1つ目は目標をもつこと

池上さんの目標は
「TOEICでなんとかもう少しいい点を取りたい」

意外と普通の目標ですね。
しかも理由が、

「英検よりもTOEICの勉強の方が実践に役立ちそうな気がしたのです」

親しみが湧いてきます。

2つ目のコツは勉強して
すぐに効果が出なくても、
「どうしてなんだろう」と
焦らなかったこと

これは大切なポイントですね。
英語の勉強で挫折する人の多くは
成果が出る前に止めてしまうから。

語学の上達は階段を登るようなもの。階段には踊り場があって、ずっとやっていても全然効果がないと思っていると、あるとき突然ポンと効果が出て、1段階上に上がる (中略) (効果が出ると)そうなると楽しくなってきますから、またコツコツと続けることができました。

「学び続ける力」池上彰 p.28-29

4)池上さんの英語力

今は英語学習を続けてはいないようですが

とりあえず日常会話には不自由せず、インタビュー取材でも、相手の言っている英語は通訳なしでも理解できます。

「学び続ける力」池上彰 p.29

相手の話している内容が直接わかるのは
他人を介すると消えてしまう
その方の選んでいる言葉・ニュアンスからも
情報が得られて記者として強いですね。

5)まとめ

池上彰さんの英語学習について知り
ますます尊敬の念が増しました。

そして彼の学習方法は
ラジオ英会話、ヒアリングマラソン、
洋書からの大量のインプット
英会話学校での少しのアウトプットという
第二言語習得論の観点からも
理にかなったもの

さらに語学の習得プロセスを知り
上達を焦らず継続できた点も
英語を上達させたい方に
とても参考になるのではないでしょうか。


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