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星から見る生まれる前と後のこと

ネイタルチャートには、
生まれる前と後の様子も星に表れているそうです。

以前受けたキャロル・テイラー先生の講座で
そのお話を聞いたときはすごく不思議な感じでした。

ネイタルって生まれた後の人の歩みを
表すものだと思ってたから。

なんでそういうことになるか、
私の例をお話しながら書いてみようと思います。

アセンダントには生まれる前後が記録されている

12ハウスは子宮の中とも考えられるようで
そこにある天体は外の世界のことを描写してるそう。

アセンダントは誕生そのもの。
その一つ前の部屋なので、生まれる前の胎児の状態。

誕生にまつわる記憶は無意識の中に閉じ込められ、
肉体の中にも記憶されてるそうです。

12ハウスは無意識の部屋ともいわれるので
なるほどって感じです。

アセンダントはこの世での肉体も表すので、
アセンダントとその側にある天体を読み解くと
どんな風に生まれてきたか想像できる、
ということになるようです。

実はこれについて研究した方がいるんです。

チェコの精神科医、スタニスラス・グロフ。
トランスパーソナル心理学の創立者の一人で、
占星術にも深く関わっていた方です。

ホロスコープのどの天体が強く現れてるかによって
出産前後の体験を予測できる、という研究のようです。

これについては、鏡リュウジ先生の
『占星術の文化誌』に詳しいお話が載っています。

 『占星術の文化誌』(鏡リュウジ著・原書房)

私自身のことがどう表れてるか

このとても興味深いお話、
私自身のホロスコープで考えてみました。

私が生まれる少し前、私の叔母が
相場でだまされて大きな借金を負ったとか。

叔母夫婦のことで親戚は大騒ぎになり、
祖母はそれがきっかけで体調を悪くしたようです。

その騒動の間、私はまだお腹の中。
11月に私が生まれ、年明けに祖母が亡くなりました。
さらに3月には祖母の死で弱っていた祖父も他界。

まだ乳飲み子だった私を抱えて
葬式を立て続けに出すことになり大変だった、
と母がよく話してました。

もちろん覚えてないです、当然だけど。
そしてこれがどんなふうに表れてるか?ですが。

私のアセンダント周り。
大物二人にはさまれております 笑

12ハウスが子宮の中だとすると、
お腹の中で騒動を感じとってたと思うんです。

外の世界になんか異変がある!と思ってたかも。
音なんかも全部聞こえてるらしいですね。

冥王星がまさにこれですね。
ただならぬ出来事の象徴です。

そして生まれた直後に祖父母が突然他界したこと。
突発的な出来事ってまさに天王星です。

実は祖父母が亡くなった後、
高校生だった叔父(父の弟)が一人残されたので、
同居するために両親が実家に入ったんです。
環境ががらっと変わる、変化の象徴も天王星。

なんとも不思議な感じですが
星が表すことどおりに現れてるなと思います。

アセンダントのパーソナリティへの影響

生まれる前後にこんなことがあって、
記憶にないからって人格に影響がない、
とは言えない気がします。

じっさい両親が実家に入った後は
実家の家業と家事ですごく多忙になって
あまり私に構うことはできなかったそうです。

天王星は自立も表すので、
早くから自立心が芽生えたのかも。

小さい頃から親に頼れない子でした。
親に甘えた記憶はほとんどありません。

冥王星にいたっては潜在的な記憶で
どんなふうに影響してるか分からないけど、

常に自分の世界にこもりがちなのは
「外の世界は何があるか分からない」
という思い込みの元になってるからかも。

どうしても世界を信用しきれない。
我ながらとても警戒心が強いと思います。
(これだけが理由じゃないとは思うけど)

でも希望も見いだせる

なんかこんな風に書くと、
かなりネガティブな体験のようですが、
希望も見いだせるように思います。

アセンダントと太陽はほぼぴったり60度。
アセンダント=誕生、太陽=周りを照らす力。
それが協力し合う配置ということは、

いろいろ大変なことがあった中で
身近な人たちにとって私の誕生は
明るい光だったんじゃないかなと。

太陽は3ハウスなので、
分からないながらも周りの人の話は
聞いてたんじゃないかと思うんです。
私を囲んでわいわいしてる感じもします。

そう思うと、ただしんみりとするだけの
エピソードではなくなってきます。
(あくまで配置からの想像ですが)

私の誕生が周りを和ませたのなら、
なんとなく希望が見いだせる感じもします。

3ハウスにある太陽なので、
実際書いたり伝えたりすることは
私にとって生きる希望でもあります。

そう思うと星が表すことは
ちゃんと意味があることのように思います。

ここから学ぶこと

で、誕生にまつわることが分かって
ここで終わりではなくて。

ある程度周りを警戒したり、
自立心をもつことも必要だけど、

世界は得体のしれない怖い所ではない。
自立しようと必要以上に突っ張らなくていい。

もしかしたら無意識のうちに刷り込まれた
思い込みのようなものをほどく
きっかけにしたらいいんじゃないか、
と感じました。

もちろん星の表すことは象徴だし、
この推測が正しいわけでもないと思います。

でも正しいかどうかよりも
前向きにとらえることで一歩踏み出せるなら
そのほうが大事な気がします。

今回じっくり読んでみて、
自分のどうしようもないとこ、と思ってた部分に
少しだけ光が差しました。

やっぱり星は不思議で面白い!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪

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