憧れのあの人といえば、いつもこの曲だった。
これは、憧れの大人たちのお話。
知性と強さと美しさに溢れた、大人の女性ジーナ
ジブリ映画「紅の豚」に登場するジーナをご存知だろうか。
この映画は、世界大恐慌時代のイタリア、アドリア海の飛行艇乗りを描いた作品。美しい描写と魅力ある登場人物が印象的な、わたしの大好きな映画の一つ。
「紅の豚」には、大人のカッコ良さが詰まりまくっている。
主人公ポルコに注目が集まりがちだが、わたしは圧倒的にジーナ推しだ。
ジーナは、ポルコの幼馴染でアドリア海に浮かぶホテル ”アドリアーノ”の経営者であり、シャンソン歌手でもある。「飛行艇乗りは、みんなジーナに恋をする」といわれるマドンナ的存在。
過去に3度飛行艇乗りと結婚し、3度の死別を経験しているジーナ。ポルコに対して特別な感情を抱いており、静かにポルコのことを待っている。
愛することの喜びも悲しみも知っているジーナは、知性と強さと美しさを兼ね備えた大人の女性。彼女のように歳を重ねたい、そう思える憧れの人。
ジーナの代表歌といえば「時には昔の話を」。この素敵な歌声を耳にしたことがある人も多いはず。
この声、この歌詞。
目をとじれば、ホテル・アドリアーノの映像が思い浮かぶ。
加藤登紀子さんの歌声は、ジーナの人生と重なるんだよなぁ。しっとりうっとりと聴ける、大好きな一曲。
「遠い未来ではなく、明後日くらいの未来を目指す」 ホントのコイズミさん
「明後日くらいの未来を目指す」とは、小泉今日子さんが代表を務める 株式会社 明後日のHPに掲載されている挨拶文の一説。
小泉さんって、50歳で会社つくっているのだ。「残された時間の中で何が出来るか」を考えて、少なくとも10年はアクティブに攻めることを決め、会社を立ち上げらしい。
何それ、、、めちゃくちゃカッコよくないですか?!
わたしは、キョンキョン世代ではない。ヒット曲は知っているけど、正直そこまで思い入れはなかった。
しかし ある時、偶然、会社設立のことを知り、会社名である「明後日」の由来が気になってサイトを見てみた。
そして、この挨拶文に出会った。
https://asatte.tokyo/aboutus/ より
人生に対する腹の括り方が、潔くてカッコいい。
こんな50歳になりたい。
その日から、小泉今日子さんは憧れの女性になった。
そして、現在行っているさまざまな活動を知っていくことになる。
こちらの「ホントのコイズミさん」は大好きな活動の一つ。
読書家な小泉さんが、「本」と「本に関わる人たち」に会いにゆき、対話する音声コンテンツ。声も素敵だし、ゲストも素敵だし、その内容のジャンルの幅も広く、いろんな世界を味わうことができるのでオススメ。
しかも!!!
この番組の合間に、小泉さんの新曲が流れるスペシャルな時間がある。その歌が、すっごくお洒落。ぜひ、聴いてほしい。
ソロではなくて、上田ケンジさと2人ではじめた「黒猫同盟」という名の音楽ユニット。番組内でもよくかかる代表曲がこちら「巴里のおてんば娘」。
猫好きな2人がつくる曲は、パリにいる黒猫目線ってのがポイント。
ジャズっぽさ、猫らしいキュートなシニカルさ、パリのオシャレ感が詰まっており、どの曲も本当に素敵。
このインタビュー記事を読むと、大人が楽しんで曲をクリエイトしている感じが伝わる。歳を重ねるって、楽しいことなんだって思わせてくれる。
そんな大人にわたしもなりたい。
「いまを楽しむ」 偏愛の天才、タモリさん
noteプロフィールにも書いているが、わたしはタモリさんが大好きである。
いつかお目にかかることがあれば、ファンである証を行動で示したいと考え、名前を「ブラレイコ(ブラタモリのオマージュ)」に決めた。
あれから早5年。
まだ、お披露目のタイミングは訪れていない。
それはさて置き。
タモリさんの魅力は、何といっても「好き」を追求し続ける「偏愛力」にある。
趣味と言えば、鉄道・料理・船舶・音楽など、幅広〜いジャンルに渡っている。しかも、それぞれに造詣が深いのだ。
先日Twitterで話題になったのはこちらの、ミュージックステーション35周年の番宣動画。このニヤリ感、最高。
さらに、NHKの人気番組「ブラタモリ」では、タモリさんの地形・地質・歴史への知識の深さが話題になった。専門家も太鼓判を押す深い知見は、2017年の日本地質学会にて地質学の社会への普及を表彰されているレベル。
番組を見ていると、タモリさんが 地質学が好きで好きでたまらない感じが滲み出ている。知的好奇心を満たしまくり、心の底から楽しんでいる姿に、羨ましさすら感じる。
何歳になっても好きなことに夢中になって楽しめるって、最強の人生だと思う。
そんなブラタモリの魅力をさらに引き立たせてくれるのが、井上陽水さんのオープニング曲「女神」だ。
(待って、ジャケットの顔が若すぎませんか。笑)
軽快なリズム、陽水さんの滑らかな歌声、ユーモアたっぷりの歌詞。一度聴いたら忘れられないインパクトがある。
”TVなんか見てないでどこかに一緒に行こう〜”ってフレーズも最高。外に繰り出す、ブラタモリのオープニングにぴったりな一曲。
加えて、エンディング曲「瞬き」もまた名曲だから紹介しておきたい。
この曲は、優しくてロマンチックだ。
ブラタモリで感じた、地球や歴史へのロマンを昇華させるのにピッタリな一曲。
タモリさんも、井上陽水さんも、インテリジェンスとユーモアを併せ持つ、カッコいい大人なんだよなあ。そんな生き方、憧れる。
わたしも、自分の内なる好奇心に素直に、楽しみ続ける人生を目指したい!
いくつになっても、憧れの人はいるものだ
「こんな大人になりたい」「こんな人生を目指したい」と、書いているわたしは40歳。もうすっかりいい大人。
だけど、何歳になったって、人生の先輩はいるものだ。
小泉さんは50代、タモリさんは70代。
どうせなら、カッコいい先輩方から刺激をいただき、自分の人生をより豊かなものにしていきたい。
あ、そういえば、、、
ジーナは一体何歳なんだろう?
調べてみたら、なんと36歳位らしい(年下!)
まあ、憧れって年齢じゃないよね。
いくつになっても、憧れの人がいてもいい。
年齢・性別関係なく、憧れたいなら憧れていいのだと思うよ。
みなさんの憧れの人は誰ですか。
その人が纏う一曲は何ですか。
= お わ り =
最後まで読んでくださり、ありがとうございました☺︎
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