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タトゥー
自分のタトゥーについて。
学生の頃からずっとタトゥーに憧れていた。シンプルにかっこいいから。特に意味とかも考えずにとりあえず入れてみたいと思っていた。
でも自分は生粋のじいさん子でよく一緒に温泉に行ったり行動を共にすることが多かったからなかなか第1歩が踏み出せなかった。孫がタトゥーを入れたなんて知ったらぶち切れるんだろうなって思いもあったしテレビなどににタトゥーを入れてる人が出てると「なんであんなことすんだべな」と言ってたのをよく聞いてた。じいさんが生きてるうちは入れない様にしようと決めていた。
そんなある日じいさんが亡くなった。肺癌で見つかった時にはもう手遅れレベルの状態だったらしい。
祖父は孫である私達が産まれる前まではありえないぐらいのヘビースモーカーだったらしい。1日2箱なんて平気で吸っていたと聞いた。
我が家は自分と母親、祖母(もう天国)以外は全員愛煙家だった。
よくタトゥーを入れた人に対して「親からもらった体に」という言葉をよく聞く。まあ言いたい事は分かる。だがそれはタトゥーだけに対して言えることなのだろうか。タバコで肺を真っ黒にする。酒で肝臓を悪くする。私から言わせればそれこそ「親からもらった体に」だ。
祖父が亡くなってから色々考えた。周りの人から聞けばなんだかんだ大好きだった祖父もやりたいことをやりまくって生きてきた人だったようだ。私の父もだいぶ前に亡くなったが普通の人の倍はやりたいことをやって死んでいったと思う。そう考えればタトゥーを入れることなんてそんなに重く考えるものではないなと私に電撃が走った。
それからは本当に早かった。すぐにタトゥーショップに行き左腕に昔からずっと入れたかったタトゥーを入れた。
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見た目のカッコ良さもあるがこのタトゥーの意味が本当に素晴らしい。家族が大好きな自分にピッタリなタトゥーだ。家族を心から大事にしていた祖父に対するリスペクトも込めて入れた。自画自賛するのもあれだが本当に素晴らしいタトゥーでめちゃくちゃ気に入ってる。ロザリオの代わりに数珠を握らせてるのもお気に入りだ。
タトゥーを入れることによって生活において制限されることは沢山ある。だが今の所何も不自由は感じていない。自分のポリシーで「生活していて見える所にはいれない」というのもあるが全く前と同じ生活を送っている。むしろこれを背負って生きてくという覚悟がついて前よりも強く生きている様な気もする。
まだまだタトゥーに対する偏見も多いがそんなに悪い物ではない。後悔するなら入れないほうが絶対いいし、ただのかっこつけで入れるのはお勧めしない。自分はチカーノカルチャーが好きということもありこれからもどんどん入れようと思う。
許されるなら全身に入れたいけども、、、、笑
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