FLOW氏の再反論へ反論する
事の経緯まとめ
つまり、私の石丸伸二論に対する反論の反論の反論の反論となります笑
前置き
言葉の定義を正しく拾った上で反論いただきたい
FLOW氏には、大前提として言葉に秘められる全体論を正しく網羅した上での反論を願いたいと思います。残念ながら、今回の反論については各論からの自己都合解釈が多く、文脈に沿った反論とは言えません。部分的に拾い上げた解釈では、「ネオリベラリストを否定できない」という言い方であれば理解できますが、「ネオリベラリストである」という断定的な言い方をする場合は、言葉の定義に基づき100%純度が高いことを証明する必要があると考えます。
今回はそれを踏まえた上で反論していきたいと思います。
ネオリベラリストの定義
言葉の定義に対するFLOW氏の反論を検証する
自由市場経済の推進
『「干渉」について否定しているものとは考えない』ではなく、干渉しないよう努めることがネオリベラリストの条件となります。これは後述すべての項目にもリンクして全体論として「政府の不干渉」というのはネオリベラリストの思想でありテーマ性です。よってFLOW氏の言い分は正しくないと思われます。
民営化
これは聊かこじ付けが過ぎると思います。そもそも定義された言葉の通りであり『公共サービスを民間に移す』ということが前提論であり、政府の事業を最小限としたらその時は民営化が完了となります。
そもそも、『成長分野と人材育成への投資』が、『小さな政府や民営化のための人材確保が目的」など定義されていない以上、民営化のための人材投資であるというのは言い切れません。よってこの項目も正しく論建てが出来ていません。
例えば、箱もの事業や不動産事業などが分かりやすい例です。郵政民営化もこの文脈に沿った話だと思います。また、健康保険・年金などの民営化(アメリカスタイル)などもあり得ると思います。そういった公共サービスであったものを民営化するという意図が正しい解釈であると私は考えます。
小さな政府
石丸伸二が公共サービスの削減は、小さな政府にすることが目的なのではなく、単に安芸高田市の延命のため支出を減らして投資に回すという基本的な経済政策を政府運営として遂行しているにすぎません。ここで言う「小さな政府」は結果として機能を減らして税収も減らすことを目的としなければなりません。そのため、支出を減らした結果「市民税」を減らすというような行動に出ていれば当てはまるかもしれませんが、行われていないためこちらの項目についてはFLOW氏の解釈は正しいとは言えないでしょう。
グローバル化の促進
そもそもこの項目で重要なのはグローバル化という言葉であり、既に「国際貿易」「資本移動」「国際競争」など、一定のグローバル化は日本はされているという認識です。また、対外国施策については外交を担う国政中心の役割の話だと私は解釈しています。
石丸伸二は都知事選時、都政として観光地開発を行い観光税の増税などに言及していました。これは世界ファーストではなく、日本ファーストであると考えられるでしょう。前述通り、グローバル対応は国の役割であり石丸伸二の役割ではないというのが大きい話です。
そして、FLOW氏の言い分についてはもはや分析ではなく自己の「べき論」の意見になっており、本項目についても正しいとは言えないと考えています。
結論
石丸伸二はネオリベラリストとは言えない
上記の分析より、FLOW氏の分析はおよそ正しいとは言えず、石丸伸二がネオリベラリストであるというのは私としては否定的な考えとなります。
反論を終えて
言葉を大事にする
今回もらったFLOW氏の反論は残念ながら拡大解釈やべき論が多く、拡散的な発想に基づく結論への導きであると言わざるを得ません。
本来、言葉の意味は人によって都合の良い解釈が生まれて良いわけはなく、一定の定義に基づいて言葉は作られているという大前提を忘れてはいけません。
よって、定義されている言葉一つ一つに正しく集約的に論じることができているのか気をつけななりません。
これは私のアドラー心理学の師匠からも言われた内容で、特にテキストによる文脈は伝わりにくいので言葉の定義を大事にしたいものです。
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