女同士で舐め合う姿は、まるで万華鏡だった
祐介は何度、生唾を飲んだかわからない。
二人の遊戯はこれまで見たどんなエロ本よりもエロチックだった。
そして、いまさらながら思うことがあった。
これが、ポルノ女優なのだ、と。
スタイルはもちろん、表情や吐息、身体の動き……すべてが猥褻で、生々しく、見る者を官能の世界へ引きずりこむ、これぞ、プロの仕事なのではないか、と。
スクリーンでは、利香子さんと真藤琴子が、見たことのない格好となっていた。
互いが足と頭を逆方向にして、折り重なっていた。
仰向けになった利香子