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こっち側

どうも、シンガーソングライターの高尾伶です。

オードリーの若林さんと水卜アナウンサーのオールナイトニッポン的な番組だった「午前0時の森(火)」がリニューアルして
いわゆる陰キャを慰めるような企画がはじまった。


「おかえり、こっち側の集い」


陽キャ=この世界をそのまま楽しむことができる人を
"あっち側"と仮定して
陰キャ=色々と考え過ぎてこじらせている"こっち側"の人みたいな設定の元、
そのこっち側の1人で抱え込んでいた苦労を同じ種類のゲストたちが分かち合い笑い合う番組なのですが、観ていてふと考えてしまった。


果たしてあっち側の人たちは幸せなんだろうか?
本当に人生を楽しんでいるのだろうか?と。


僕は自分が年々陰に寄っていっている気がしている。

学生時代は一度も図書室に寄ったことは無いし、体育祭のリレーは何度もアンカーを務めたし、騎馬戦の大将をやったりしたけど、

未だにお酒は飲めないし、サウナも特にととのわなかったし、ハロウィンに参加したい気持ちが沸かないし、海に行きたいともBBQをしたいとも思ったことがない。

そのくせ自分の音楽は大衆に聞いてもらいたいとPOPSを作ってる。

家では漫画とかアニメとか映画とか小説とか「一人でできること」ばかりしている。
プライベートで誰かと会ったりすることなんて数ヶ月に一度くらい。


果たして本当に陰キャは不幸な人生だろうか?
人生を楽しめてないんだろうか?


僕は逆だと思う。


人生を楽しむ力があるのは実は陰キャの方だ。


偏見だけど、陽の人は、用意されたイベントを「楽しいこと」と捉える力が強い気がする。

ハロウィンも海もバーベキューも。

逆の言い方をすれば、陽キャの人は
日常を退屈と捉えやすい気がする。
だからたまのアウトドアを心から楽しめる。

逆に陰キャは退屈な日常を楽しめる力が強い。
仕事終わりにアニメを観る。
ゲームができる。マンガを読める。
好きな番組・チャンネルがいくつもある。

日常の中に楽しいことが多い。

だから、特別休日にならないと出来ないことなんて無い。
毎日ほんの少しの楽しいことがある。

だから、わざわざバーベキューに行く動機がない。
美味しいものは実は毎日食べられる。

僕で言えばマクドナルド。家系ラーメン。
エナジードリンクMONSTERのピンク。
昼寝。夜の散歩。


こっち側の人は繊細気味で常に頭を働かせているから、
とてもクリエティブ。


世の中から与えられたものをそのままの形で受け入れられないから、自分で創る。


僕にとってそれは一応「音楽」ってことになるんだけど、やはりそのまま「音楽をやれてるだけで満足」みたいな考え方では自分の本当の気持ちとはややズレるので、音符とは無縁のこういったnoteも始めてみるのだと思う。


Instagramで毎週インプットした娯楽作品を投稿するのだと思う。


それら全部が合わさって
ようやく「高尾伶オリジナルの音楽活動」になる。


さらに加えて、僕はひとりで一つのことを黙々と何かをやり続けることができるオタク気質でもない(自分のことばっかしてるとテンションが下がってくる)のがコンプレックスではありますが、それさえもクリエティブに乗り越えてみせたいです。


(キンプリの髙橋海人くん回おもしろかった〜)


おわり

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