【第3話】ダイビングの遊び方|「噛めば噛むほど味が出る」問題
ダイビングショップの中でも、私たち[REI DIVING CLUB]のように、都市に居を構えるダイビングショップは「都市型ショップ」と呼ばれ、
海の近くにあるダイビングショップは「現地ダイビングサービス」と呼ばれます。
都市型ショップは、ライセンスを取得した方がそのままショップのメンバーとなり、その後も一緒にダイビングへ行くようになります。
現地ダイビングサービスは、そうではなく。日本各地もしくは海外、別のショップでダイビングを始めた方々が遊びに来ます。よって、初めて会うお客さんが多くなり、スタッフはそのダイバーの技量を把握しているわけではありません。
しかし。カードランクや経験本数、あとは簡単な質問くらいで、おおよそのレベルは判断することができます。そこに、多くの質問は必要ない。
なぜなら。。
聞かなくても潜る前の様子を見ていればわかるから。
例えば、セッティング中。
「ちょっとちょっと、その器材は◯◯さんのじゃないですよ!」
など、自分と人の器材を間違えてしまったり。
タンクにBCより先にレギュレータを取り付けてしまい。フリーズ。
自分の必要なウエイト数がわからない。など。
セッティング風景や、準備の所作を見れば、ほぼダイバーレベルはわかる。
ましてや、エントリーや潜降スタイルを見れば完璧に。
以前お世話になった宮古島のガイドさんは、
「水底集合。その後、ロープ周りで5分間フリータイムにします。自由に泳いでください。」
とブリーフィングでお話ししていました。
制約を付けずにリラックスのための時間だと思いますが、それ以上にみんなの動きを見ていました。そこで技量を判断し、そのダイビングのコースを決めるのです。
もちろん初心者の時は、ミスは誰にでもあります。
ミスしても、恥ずかしいことではありません。ぜんぜん。
でもでも。
ダイビングは、
やればやるほど、楽しくなり、
知れば知るほど、面白くなる。
そして、上達すればするほど、安全になる。
ダイビングは、噛めば噛むほど、良い味が出てくるのです。
常に学ぶことは大切ですし、それもダイビングの楽しみの一つです。
目標を持って楽しく一緒に練習しましょう。
※以前ブログに掲載した内容をリライトしたものです。