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X公式「拡散の科学」を3分で把握!3つのDによる拡散の設計とは?

「自分のサービスをもっと多くの人に知ってほしい…」
「多くの人に投稿を見てもらいたい」

こんな風に思いませんか?

どのようにすればいいか、その答えはXが公開した「世界初公開|「#拡散の科学」なぜ人はリツイートするのか?」にあります。たとえば次のような発見があったということです。

X公式のデータということは、正解が公表されたようなもの。読んで実行すれば、ライバルと圧倒的な差をつけられるでしょう。ただ公開された資料は168ページあり、読むのに時間がかかってしまいます。そこで、忙しい方でも活用できるように内容をまとめました。


拡散とはどんな現象か?

拡散とは、ツイートがリツイートされること。
「そんなことはわかってる」という声が聞こえてきそうです。
では、そもそもリツイートするのは、どんなときでしょうか?

リツイートする動機とは?6の熱量伝播と16の熱量

情報はあなたの投稿がユーザーの目に触れ、「いいね」や「リツイート」といったアクションが起こされることで拡散されます。

その複雑な人間の感情を分析するために、定量分析と定性分析を組み合わせた結果、6つの「熱量伝播」と、16種類の「熱量」が特定されたそう。

下の図は6つの「熱量伝播」と16の熱量をまとめたものです。

直感で拡がる: 思わずリツイートしたくなるような、驚きや面白さ、感動などを誘発するツイート。

  • 例:普段見られないような珍しい出来事や、思わず笑ってしまうようなユーモラスな投稿。

知識で拡がる: 役立つ情報や新しい発見、注意喚起など、人に教えたくなるようなツイート。

  • 例:日常生活で役立つライフハックや、詐欺などの危険情報を共有する投稿。

主張で拡がる: 自分の意見や考えに共感を求めたり、社会的な問題提起などを含むツイート。

  • 例:あるあるネタに共感を求める、または社会問題に対して異議を唱える投稿。

納得で拡がる: 多くの人が共感できるような、普遍的な真実や経験に基づいたツイート。

  • 例:多くの人が経験したことがある「あるある」ネタや、ハッとさせられるような「真理」を含む投稿。

声援で拡がる: 特定の人やコンテンツに対する応援の気持ちや、誰かの助けになりたいという気持ちを表現するツイート。

  • 例:好きなアイドルやスポーツ選手を応援する、または困っている人を支援する投稿。

欲求で拡がる: 「欲しい」「やりたい」と思わせるような、魅力的な商品やサービス、イベント情報などを含むツイート。

  • 例:購買意欲を刺激するような新商品の情報や、参加したくなるようなイベント告知。

16種類の熱量とは?

6つの熱量伝播をもう少し詳しくみると、16の熱量があります。

笑える話題、驚いたこと。愛らしい赤ちゃんや動物の話題、感動した出来事、リスクを避けるために注意したいことやライフハックなど。

X(Twitter)を見ていて、思わず「いいね」やリポストしてしまったときのことを振り返ると、思い当たる節がある方が多いのではないでしょうか。

特にシェアが多かった熱量トップ5

シェアが特に多かったのは次の5つでした(リツイートするとプレゼントなどのインセンティブがあるもの以外)。

1.WOW(驚き、信じられない!やばい!

2.FUN(笑った!、面白い!)

3.応援(がんばれ!好き!ずっとついていく)

4.知っトク(いいこと聞いた!今度やってみよう、その手があったか)

どれもついリツイートしたり、ブックマークしたりしてしまうものですね。

熱量の種類ごとの拡散グラフ

熱量の種類によって、瞬間的に拡がるか、じわじわ拡がるかも異なります。

16個の「熱量」と「熱量伝播」の分析結果を踏まえ、リツイートされる確率を上げるための「3Dストラクチャー」が考案されました。

拡散の起こし方:3つの「D」(Define, Develop, Deliver)に基づく立体的な設計方法

拡散設計の3Dストラクチャー

このストラクチャーは、「Define」「Develop」「Deliver」の3つのステップで構成されています。

1. Define(情報整理)

  • 伝えたいメッセージ、ターゲット、発信するタイミングを明確化します。

  • たとえば、フライドポテトを販売するブランドが、定番商品の購買頻度向上を目指し、メインターゲットである高校生に向けて、放課後というタイミングで情報を発信する場合を考えます。

  • この際、Twitter上で高校生が放課後にポテトに対してどのような感情を抱いて会話しているのか、彼らのツイートから分析する必要があります。

2. Develop(拡散アイデアの開発)

  • Defineで整理した情報と、分析によって明らかになった16個の「熱量」を掛け合わせ、拡散アイデアを開発します。

  • たとえば、フライドポテトの例では、「ポテトの食感に関する好み」と「主張で拡がる」の「同調」という熱量を組み合わせ、「#ポテトシナシナカリカリ選手権」という企画を立案することができます。

3. Deliver(拡散を加速させる配信設計)

  • Developで開発した拡散アイデアに基づき、選択した「熱量」に合致するクリエイティブ、配信フォーマット、投稿時間帯などを設計します。

  • たとえば、「#ポテトシナシナカリカリ選手権」では、「画像」を活用し、「カリカリ派」と「シナシナ派」の対立構造を表現することで、「同調」を促すような設計を行います。

拡散設計のポイント

  • フォロワーの数に関係なく、バズは誰にでも起こり得る。

  • ユーザーは16個の「熱量」によってリツイートボタンを押したくなるため、これらの熱量を意識した設計が重要。

  • 拡散は基本的に72時間以内に収束するため、短期集中型の設計が効果的。

まとめ


「世界初公開|「#拡散の科学」なぜ人はリツイートするのか?」には、Xでの拡散の仕組みを科学的に分析した結果がまとめられていました。ユーザーの心理を読み解いたものとも言えます。

上の内容を理解した上で戦略的に設計することで、より効果的に情報を拡散させることができますね。

引用元:
世界初公開|「#拡散の科学」なぜ人はリツイートするのか?
https://marketing.x.com/ja/insights/kakusan


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
私は普段AI活用について発信しているワーママです。ハヤシシュンスケさんの企画にのって、AIツールによる時短術を使ってnoteの記事を書いています。

これからも日本で今使える、本当に使えるツールを使った正直なレビューを書いていきますので、フォロー、いいねしていただけたら小躍りします。
ありがとうございました。


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