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号泣しながら笑った「毎週キングコングin日本武道館」

――「キングコング2人で続けてきたこと」それこそが、毎週キングコングのコンテンツだったのです。それに気付いた瞬間、同時に自分が泣いていることにも気づきました。


【#244】20220301


人生は物語。
どうも横山黎です。


作家を目指す大学生が思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。


今回は「毎週キングコングin日本武道館を観てきた!」というテーマで話していこうと思います。


☆毎週キングコングin日本武道館


僕は昨日、「毎週キングコングin日本武道館」というイベントに行って参りました。毎週キングコングというのは、毎週日曜日にキングコングの2人が30分くらいフリートークした動画が公開されるYouTubeアカウントのことです。


この一年くらいでキングコングにはまった僕は毎動画欠かさず見ています。
#たぶん15年くらい遅い


何が好きかって、キングコングの物語が好き


芸能界の彗星のごとく現れて、ゴールデン番組で視聴率獲って、芸人としての地位を確立したものの、テレビ界から軸足を抜いて、一人は芸人さんのなかではトップクラスのYouTuberに、一人は世界をうならせる絵本作家になり、新たな革命を果たしたのです。


笑われても叩かれても間違えても衝突しても、エンタメを止めることも、コンビを解消することもなく、駆け抜けてきたその物語が、僕は好きなんです。


話を戻します。

今回の武道館イベントは、「毎週キングコング」をそのまま日本武道館でやっちゃおうというものです。出演者はキングコングのお2人だけ。予定調和のエンタメではなく、出たとこ勝負の当意即妙のエンタメです。



今回の記事は、イベントレポートです。昨日のライブについて思ったことをつらつら書いていきます。


まず、結論言わせてください。

「泣きながら笑った最高のライブでした!」



☆オープニングで号泣した!


お笑いイベントで、泣くってあんまり聞きませんよね。


それも、笑い泣きじゃないですからね。
面白すぎて、笑い泣きしたわ~って話じゃありません。


逆。


泣いてから笑いました。



では、僕はどこで号泣したかというと、なんとイベントの初っ端。キングコング登場前のオープニングの演出で泣きました(笑)


参加する前から、オープニングがめちゃくちゃ完成度高いものになるってことは分かっていたので、すっごく期待していたんですが、上げたハードルを軽く飛び越えてくれました。


音楽も、照明も、映像も、そして物語も全部最高でした。


今回のイベントのコンセプト(?)は、キングコングの結成場所である雲雀ケ丘という場所。西野さんの出身地である兵庫県川西市にある丘で、関西都市の夜景を一望できるスポットです。


そこで、西野さんが何気なく「あれだけの人を笑わせようと思ったら、大変やなあ」と口にしたそうです。それを聞いた梶原さんが「俺たちならできるよ」と言い放ち、キングコングは生まれたのです。


お二人にとって大切な場所を舞台の武道館イベント。そのオープニング映像は、案の定、雲雀ケ丘をキングコングが訪れるシーンから始まりました。「えんとつ町のプペル」をカバーMV撮影時に撮られたものですね。



まだ泣きません。
込み上げてきてはいるけど、まだ泣きませんよ。

僕が泣いたのは、オープニング後半。


雲雀ケ丘から見える幾千の光から、毎週キングコングのこれまでの動画がたくさん飛び出してきたとき。基本フリートークがコンテンツなので、派手で大きい企画をやってきたわけではありませんが、次から次へと見せられる過去の映像たちは、僕の涙腺を刺激しました。


「キングコング2人で続けてきたこと」


それこそが、毎週キングコングのコンテンツだったのです。それに気付いた瞬間、同時に自分が泣いていることにも気づきました。


でも!
まだです!
泣いてはいえるけど!
まだ号泣はしていません!


オープニングが終わり、キングコングのお2人がせり上がってきました。西野さんはいつもの「どうもどうも」といつもの感じ。しかし、梶原さんの様子がおかしい。


なんと、梶原さん、号泣(笑)


オープニング映像をご覧になって、たくさんのお客さんを目の当たりにして、号泣していました。それを見て、僕も号泣しました。


日本武道館という大舞台を前に、梶原さんが緊張してゾンビのように目がばっきばきになってしまうのでないかと言われていました。きっと毎週キングコングの視聴者全員が、梶原さんの登場に注目していたと思います。もちろん、相方の西野さんも。


まさか、号泣して登場とは(笑)


号泣しているとはいえ、お笑いライブですから、もはやそれもエンタメです。西野さんはいじりますし、お客さんももはや面白がっていました。

それは僕も同じで、そんなわけで、泣きながら笑っていたんですよね。



☆キングコングの約束



「あれだけの人を笑わせようと思ったら、大変やなあ」

「俺たちならできるよ」


20年以上前、

西野さんと梶原さんが

キングコングになる前に交わした約束。


20年の時を越えて、

武道館に来た人全員を笑わせました。

今はYouTuberと、絵本作家。

いわゆる芸人の仕事はしていないけれども、

お笑いにひたむきだった

あの頃は間違えじゃなかった

あの日々があるから今がある

そんなメッセージを伝えるように、

アンコールでは、漫才を届けてくれました。


最後の漫才になるかもしれない。

そんなことも思いました。

瞬きをするのも惜しくなるほど、

目の前の景色が眩しかったです。


最高のライブでした。



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