メルヴェイユー

驚異譚

ファンタジーの中にも、大まかに分けて二種のジャンルがあります。『空想譚(ファンタスティーク)』と『驚異譚(メルヴェイユー)』。

簡易的な説明をしますと、『ファンタスティーク』は、平凡な日常に超自然的な要素が入り込んでくることが前提とした物語。『メルヴェイユー』は、不思議譚。不思議な事が既にあるという前提とした物語。……こんな感じでしょうか。


今、意欲的に魂を削って考えているファンタジー小説は、驚異譚(メルヴェイユー)に属する物語である、と製作者たる私は思います。

魔法属性は多岐に渡りますが、『神威の力』と呼ぶのが一番近い表現なのです。その力は、大なり小なり皆が持っておりますが、使おうとしない人物もいます。その状況が常であり、世界の中では『空で輝くものが太陽である事を、名を知らずとも本能的に知っている』ような感覚です。

さて。この物語は二人の主人公『シン』と『レイ』の二人の運命が交錯する事で、より壮大な世界を冒険するように現段階では設定しております。

『シン』……ダーク担当。生来からの苦労人だが、苦労している感覚もない。人でありながら、人の心を解さない少年。

『レイ』……ライト担当。友人達に恵まれているエリートだが、かわいい少年。ツンデレさん。

世界観は混沌と深淵のディストピアですから、ライトといっても期待は出来ないかもしれませんが。レイが置かれている状況は、シンと比べたら比較的にはライトと受け取って頂ければ幸いです。戦闘も有ります故に、残酷描写はかなり多い作品になる予定です。

私がプレイしたいゲーム、読みたい小説という衝動をも詰め込んでいる為、かなりの拘りが有ります。この設定はまだまだ変化する可能性がありますが……。物語の原形は、13年前に制作していた創作小説が根底に御座います。ある種族の迫害など、どうしても書きたい要素を厳選し、吟味しています。今後もこの作品執筆のモチベーションを確保するために、公開出来る範囲で此処『note』に綴らせて頂きます。

シンとレイが大好き過ぎる故に、『神』永『零』のPNにも入っている始末です。お察しの通り、『永』のキャラクターもいるのですが、この子はまたの機会に。


此処までご覧くださり、有難う御座いました。

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