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[BL] 初恋の嵐/凪良ゆう先生

どーも!ノアです。

今日は凪良ゆう先生の「初恋の嵐」について。
イラストは木下けい子先生です。

凪良先生の作品は、いつも歩きながら読んでしまうほどハマってしまいます。(危険) 初恋の嵐もしかり、でした。この作品は2015年に刊行されております。

◯登場人物

✳︎入江(攻)✳︎
メンタル強めの現実主義者。黒髪メガネのインテリ系だが、メガネを外すと迫力のある雄になる。えちシーンも雄みが強くて受けがドキッとする言葉、行動が多め。頭がかたいかと思えば意外と柔軟きかせてくる。

✳︎蜂谷(受)✳︎
無自覚に天使属性を発動させる(入江がこう言う)癒し系。自分の気持ちを隠しつつ入江に精一杯の見えない愛情を注ぎ続ける。

✳︎花沢✳︎
蜂谷と入江の同級生、オネエ。蜂谷とは生まれた頃から一緒に過ごす親友。超絶イケメンかつ天才ランナーである一方、本当の自分を隠さなければならない苦しさを抱えて生きている。入江と蜂谷の愛のキューピッド。

✳︎松田✳︎
1人で地道に汁そば屋をやっている。ある日、蜂谷に腕を認められるが自信がなさすぎて誘いを全力で拒否し続ける。腕を持っているのにコミュ力が壊滅的で売れるものも売れない。変わり者。

◯ストーリー


入江と蜂谷の出逢いは高校時代。
裕福な家庭に生まれた蜂谷、貧しい生活を送る入江。家庭状況が正反対の2人が、ひょんなきっかけで急接近することになる。

そこから始まる2人の微妙な関係。
大学時代、社会人と話は進んでいくが、お互いの想いが通じあわないまま8年間が過ぎていきます。

お互い全力で愛情注いでいるのに、お互いそれに気づかず、なぜかすれ違ってしまう……。

この2人はいったいどんな形で想いを伝え合うのか?

同級生・長い長い友達期間・すれ違う愛……。
日常を場面に一進一退を繰り返して、ゆっくりと進んでいく2人の愛の物語。

◯見どころと感想

★焦ったい2人のやりとり
2人とも相手の気持ちに鈍感すぎるし、自分が辛くてもこれがベストな方法だ…と勝手に決めつけすぎるから、お互い勘違いさせる行動をとってしまう。なんともじれったいじれったい恋愛を繰り広げます。でもそこが癖になる!!

★入江の家族愛
 入江の家族事情は複雑ですが、気にやむどころかむしろ糧にして人生を強く生きる姿はかっこよかった。同時に家族を大事にする入江はめちゃくちゃいい男だった。お金が大事!という考え方が、入江が言うとやけに素敵に感じた。

★入江、蜂谷、花沢のそれぞれの覚悟と3人の絆
  入江と蜂谷。お互いを大事に思い、愛するからこそのそれぞれの覚悟。花沢は逆風に立ち向かって自分らしさを確立するための覚悟。みんな美しかった。
花沢は2人を応援し続け、2人も花沢を応援し続ける。3人の関係がすごく好き。

★松田の変人っぷり
 松田のコミュ障はなかなかのものでした。
美しい彼シリーズの平良くんといい、凪良先生が描かれる変わり者くんたち、私大好きなんです。挿絵で登場する松田のルックスもすごい好きだった!


ページ数は300Pちょっとの物語です。
2人のえちシーンもエロ度高めだと思います。
気になる方はぜひぜひ(^^)

最後までご覧いただきありがとうございました!

Noa



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