大会振り返り1 三間飛車対左美濃

大会に参加してきた。なんと準優勝することが出来たので、4つぐらいに分けて振り返る。

まずは決勝トーナメント2回戦の将棋から。相手は優勝候補筆頭の強豪で前回対局したときはかなりコテンパンにされた。



図1

戦型は三間飛車対左美濃となった。ここから居飛車が石田流封じの形に組むのか単に高美濃にするのかで変わってくるが、本譜は石田流封じの形になって次図。


図2

居飛車の△44歩を見てから▲65歩と喧嘩を吹っ掛けるのがこちらの対策。△44歩が入ってないと▲65歩△同銀▲75歩の時に△33角とされ銀が助かってしまう。本譜は△75銀と躱してきたが▲57角△74歩▲46角が細かい手順である。少し進んで次図。


図3

△33角と出られてまずいように見えるがこれは罠で、▲76歩と打つと銀が死んでいる。駒得できたのでこの辺りにはかなり手ごたえを感じていた。


図4

すでにこちら勝勢の局面。ここからどう着地するかが問題だが、自分的に冴えまくっていた手順だったので紹介する。ここで▲36銀が冷静な一手。以下、△24歩▲45銀△55馬▲53歩成△同金▲56歩が一連の好手順で、△33馬とバックさせることにより34地点のあたりを強くした。まあそこからめちゃめちゃ粘られて次図。


図5

この局面で正解が分からず▲26銀と打ったが悪手。以下、△57歩▲59金△48歩▲同金右△16桂となっていれば後手がかなりやれていた。本譜は△29桂成▲同玉△26角▲同歩△37桂成▲同銀△27角▲45桂△49角成▲33桂成以下詰みでなんとか勝ち。


図6

ちなみに26銀のとこの正解は同桂らしい。怖すぎて取れなかった…。

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