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建築条件付き#2

前回からの続きです。
まだの方は先にそちらをお読みください。

今回は少し長いのでお時間を取ってください。

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建築条件付き#1



奥さんも同席してもらって次の作戦会議。

「ふんふん。んで相手は強気の姿勢を崩さないわけですね?」
「はい。絶対に相手に落ち度があると思っているので強く言ったんですけど・・・最終的に弁護士でも何でも連れてきていいって言われちゃって。」
「ちなみにその打ち合わせは担当の人一人でした?弁護士に行けとかなかなか言えないんですけど、その人は部長とか上の役職者ですか?」
「あ。名刺あります。え・・・と役職は主任ですね。打ち合わせは毎回この人一人です。たまに設計の人もいますけど」

名刺を見たら顔写真付きで20代後半の若造という感じ。名前は東原。

「なるほど。弁護士でも何でも連れてこいって言うくらいだからもっと上の役職者かと思いました。
あと、やっぱりコレ言ったら一般的な人はそこで引くんですよ。弁護士に相談するにしても時間かかるしお金もかかる。更に今の段階では損害という損害が確定していないから訴訟も起こしにくいし、200万程度の違約金だと報酬もたかがしれているから弁護士が動く事ってあまりないって事も分かっていったのかも。ちなみに設計は別会社の人です?」
「いえ。ハウスセンチュリーの従業員さんだと思います。会社のロゴが入ったポロシャツ着てたので」

「あと、奥さんのメモで基礎工法の条件付きで開発許可ってなってて図面もみたんですけど、コレ何でこんな基礎工法でやるんです?あまり聞いたことない基礎のやり方なんですよね」
「えと。。すみません、なんか詳しくは分からないんですけど、お隣さんの工事と関連するみたいなことを言われて・・・」


よし。少し突破口が見えた。

「わかりました。ではもう一回だけ担当をつかまえてクレームを言ってきてください。【絶対にそちらの不備があるからこっちは一歩も引きません】【県への申請が遅れた理由が納得いかない】【県にもいくし消費者センターにも相談します】って。結構強めに引かれるくらいのクレーマーになってください。
そしたら相手がまた弁護士でも連れてこいとか言ってくるはずなので、その時には一緒に行きましょう。」



マメな奥さんはコチラがアドバイスしたポイントをしっかりとメモってる。

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沖縄の不動産という独特な世界に迷い込んでいます!明るい外の世界の事は忘れました!これからも深海をはいずります!