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モンスター&モンスター#2

前回からの続きです。

まだの方はこちらを先にお読みください。
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モンスター&モンスター#1

読み返してみても胸焼けするし、まだ序章??
と我ながら嫌になる文章だwww

まだまだ続きます。ついてきている方はありがとうございます。
では続きをどうぞ〜


◆手違い?口約束?


不機嫌な太田さんの一言
「は?エアコンとかネット無料?なんのこと?」

すぐに事務所の経理担当に電話をする。
「エアコン?ネット無料?最初からそんなのついていない物件でしょ?ちょっと契約書見てみるね。折り返すから待ってて・・・」
ベテランの事務員さんは基本的に全ての管理契約を把握している。
万が一みんなで見落としてしまっていて、管理契約にエアコンとネット無料を織り込んでいた!という淡い期待を持ちながら連絡を待つ。


「金城くん。やっぱり管理契約の時の条件には何もついていない。
入居者との賃貸契約書にも書かれていない。
もしかして入居者さんの間違いじゃない?

「ふふん、やっぱりね。私は間違っていない」
太田さんのこれ見よがしな顔を尻目に宮城さんのとこにダッシュ!


「契約書にも書かれていないんですがもしかして間違いでは・・・」

「いや、確実に付けるって言ったし、それがあったから契約したんだけど。
今更ないって言われてもこっちも困ります。エアコン一台とネット無料が条件よ。どうにかしなさいよ」

は?いや、契約書にも一切書かれていないし、口約束だし・・・
ちっくしょーーーー!!!パイセン探して埋めてやりたい!!

あいつマジで')'0)U`0IOY`0Y)UPIUH(OYFI&'%R&'%&'%!!!!!!!!!!
※翻訳不能です:耳からミミズを入れて鼻から出せみたいなことを考えたと思います。


ここで宮城さんに契約書に書かれていないとか、口約束で誰も保証していないとか正論言っても火に油なのは目に見えている。



困り果てて一度会社に電話をする。
事務員さんに全てを話す。
「ちょっと待ってね。社長に話してみるから」


折り返しを待つ間に太田さんのところにも事情を説明に行く。

「金城さん。困りますね。引き継ぎができていないじゃない。ちゃんと責任はとってください。私はあなた方に管理を委託して安くない管理料を払っているのだから・・・」

おい、こっち(会社)の落ち度は認めるがお前まだ管理料一円も払っていないからな!!!家賃の発生は来月からだからそこで初めて管理料が発生・・・いや、今ここで太田さんに当たるのも違う気がする。


ちくしょう。マジでパイセンを探し出してどうにかしたい・・・・・

いや、パイセン。逆に絶対に俺の前に出てこないでください。
まだシャバの空気を吸っていたいんです。。。


ヴーーーー・ヴーーーー・ヴーーーー・


携帯がなる。
事務員さんからではなく直接社長から着信。
嫌な予感・・・・

「お前ふざけるな!ちゃんと引き継ぎもできていのか!自分でどうにか責任とれ!契約書とかにも何も書かれていないから会社は一円も負担しないからな!!」
プツ・・・・


・・・・おい、マジかよ。。。
入社してふざけた仕事をする奴の引き継ぎをさせられて嫌なオーナーを押し付けられて、入社前に勝手に約束させられた口約束の責任を俺が取る???

オーナーにも入居者にも会社の社長にも「責任を取れ」と言われている?


なんの責任?は?俺が何した?


ぐるぐるとあらゆる事象をこねくり回して考えたが何も思いつかない。

とりあえず太田さんには何も期待できない。
宮城さんも絶対に譲らない。
会社も責任を取らないらしい。


ここで俺が自腹を切る?この人たちのためにエアコンをプレゼント?
いや、なんでこんな奴らのために俺がお金出す?

万が一エアコンを用意したとして、ネット無料はどうする?
この人らが住んでいる間ずっと払うの?え?マジで?

この時我が家では第一子を妊娠していて嫁さんは無職。
出産直前ということもあり私の月給だけでやりくりしてもらっていた。
とてもじゃないけどエアコン代を出すのもネット代金を負担するのも難しい・・・


答えは全然出てこない。

・・・とりあえず翌日の相田さんの入居の準備をしよう。

その日は何も解決することなく時間が過ぎた。


◆また勝手に・・・


翌朝の相田さんの入居引き渡し。
そこでもまさかと思う一言が・・・

「あれ?エアコン付いていない。いつ付くんですか?」

おい。まじか。。。
「すみません、今調整しています・・・」

顔色の悪い私に気遣ってくれるのは昨日と違う唯一のいいところだ。

だが何一つ解決していない。

すると相田さん宅のドアが空いて宮城さんが入ってくる。

「あ〜初めまして〜お隣になります〜♪」
おい。勝手に人の家に入るなって教わっていない?ノックとかするだろ普通。マジでお前・・・・()


「私、隣の宮城って言います〜。これから宜しくお願いしますね〜♪」


勝手に室内に入ってきて室内を見回す。


「あらやだ!この部屋にもエアコン付いていないじゃない!
ネットも繋がらないのよ!私たちエアコンとネット無料で契約したのに!
どうしてくれるのかしら〜〜〜本当に困ったわ〜〜〜!!!」

ネチネチと嫌なことを大袈裟に話すおばさん。

「でもおかしいわよね〜!口約束でも責任は責任。ちゃんと用意するものは用意してもらわないと!ねえ?そう思いますよね???」

「・・・・えと。そうですよね・・・・」

相田さんの顔も困惑。


「じゃ、金城さん。ちゃんと責任をとってくださいね。せ・き・に・ん」

バタン。

重苦しい空気だけが新居に残る。

「すみません。エアコンとネット無料は今全力で調整しています。」
「あ。そうなんですか。なんかおかしなことになっているみたいですね」

さすが太田審査を満点で通過した相田さんご夫婦。
すぐにやばい空気は察知したらしい。感謝。

「ご無理をなさらないで大丈夫ですよ。私たちはそれで契約を決めたわけではないので・・・」

ありがたい言葉だが何一つ解決していない。

とりあえず事務所に二部屋とも引き渡しが完了した旨を報告。

さて、どうすっかな〜〜〜!もう!!!!


◆一難さってまた一難・・・


事務所に戻ると事情を把握している事務員さんがいろんなところに調整をしてくれていた。
結論から言うとエアコンは新古品を二台とある業者さんから仕入れる事ができることになった。
入社前に前任者が勝手に口約束した責任を私に押し付けるのはおかしいと言うことで部長に掛け合ってもらえてどうにか稟議を通してくれた。
ネットに関してもネット設備の業者さんと調整をしてくれて、現入居者が契約中は会社で負担してくれることに。
ただ、社長は最後まで俺に責任を取らせたいとのことでエアコン代金とネット代金を給料から天引きしろと騒いでいるらしい。。。
まじでこいつも(自粛×自粛×しねしねしねしねsin・・)

事務員さんには本当に感謝しかない。

すぐに太田さんの物件に走る。

「太田さん、すみません。全部会社で負担してもらえるように調整しました!」
「はい、当然ですね。当たり前だと思います。それで他に用はありますか?」

おい。。。お前、もう少し人に関して。。。いや、相手にしていても仕方ない。

そのまま宮城さんと相田さんに説明に行く。
「あら〜よかったわ〜〜〜もしダメなら退去するところだったの〜。でも私たちが出て行ったらあんたも困るもんね〜〜〜」
いや、今すぐ出て行ってもらいたいんだが。いや出ていけよ。むしろ引っ越し手伝ってやるよ。。。


そのまま相田さんの自宅をノック。
玄関口に出てきた相田さんご夫婦。
「え?そうなんですか?ネットは確かにありがたいけどエアコンはもう自分たちで購入しましたよ。なんか金城さんに責任取らせているみたいで嫌だったから・・・」
天使のようなご夫婦。思わず涙が出そうになった

バタン!

「え〜〜〜ならうちがもらうわよ!相田さんがいらないならうちに付けてよ!いいでしょ!誰も損しないし。ねえ?相田さんもそれでいいわよね?」

玄関でこちらの会話を盗み聞きしていたらしい。。。マジかよこいつ。


事務員さんと調整したら相田さんがいらないと言うなら一台分の仕入れを止めるだけとキッパリと断られた。
当たり前だ。

「え〜〜〜!あんた何度も私に嘘つくわね!相田さんが使わないなら私がもらってもいいじゃない!本当にケチね!!!!」

いや、嘘ついていない。お前が勝手に色々と騒いだだけだし。おいおばさん。お前はなんなんだ。

・・・もうそろそろ私の(自粛)


どうにかこうにか入居のゴタゴタが無事に?終焉を迎えた。

そう“入居の”だ。。。

みなさんいかがでしたか?
少しびっくりしてもらってもいいですか?

はい。この太田さんと宮城さんの物件。
まだまだとんでもない事が起きます。

ご紹介したのはまだ入居の問題だけなんです。

聞きたいですか?読みたいですか?

書いていて思い出すのも嫌になってきているんですが・・・・


そこまで言うなら披露しましょう!


でも長くなったので次回に・・・


次回予告
相田さんの退去と太田さんの監視!
宮城さんは入居申込書偽装だった???

楽しみにしててくれよな!


次回:入居者の管理が甘い???

では〜

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沖縄不動産あるある→REGATEコラム
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沖縄の不動産という独特な世界に迷い込んでいます!明るい外の世界の事は忘れました!これからも深海をはいずります!