もう宅建士返納しなよ#1
こんにちは。
株式会社REGATEの金城です。
本日も不動産仲介のドキュメントをお送りします。
内容はいつもとは違ってお客様とのやりとりではなく
「同業者の大先輩」とのやりとりです。
結論から言うとタイトル通りになりますが
「もう宅建士を返納して隠居してくれ!」
という内容www
読んでいただける同業者さんには不愉快なモヤモヤを残すかもしれません。
勧善懲悪の結末には辿り着きません・・・
最後まであるあるともやもやの繰り返しになります。
いつも通り胃薬をご用意ください。
ずっとこんな奴らが横行しているから不動産屋が悪いイメージになるんだよな〜と共感していただければこれ幸いです。
新しい気づきやヒントなんかは一切期待しないでくださいw
ではどうぞ・・・
◆とある客付から始まった・・・
真夏の暑い日差し。
沖縄の日差しは殺人的に人の皮膚を焼き尽くす。。。
観光客が調子に乗って真っ赤にやけどした痛々しい肌をあらわに闊歩する。
そんな時候のとある案件。。。
知り合いの長谷川さんという大手の設計事務所にお勤めの方から
「この物件。金城さんに間に入って欲しいんだよね。できそう?」
という内容のラインと添付されたURL。
内容を確認したら築3年のRC平屋建て。
物件の写真は曇り空のどんよりとした外観と間取りのみ。。。
市街化調整区域の緩和区域。価格は相場より少し高いかな?
掲載業者は。。。
長年そのエリアを根城に活動している老舗中の老舗。
あまりいい評判を聞かないが、客付はさせてくれるかも。
早速電話。。。
トゥルルル・・・ガチャ。
「・・・はい。キャッスルエステート。」
予想通りの無愛想な電話対応。ですとか語尾に入れないの??
電話口の段階で既に不快感w
一言で人を不快にさせる才能は流石です。
「同業のREGATEの金城と申します。物件の確認宜しいですか?」
「・・・あ?どうぞ」(めんどくさそうに答える)
「〇〇市の4500万平家です。お客様のご紹介は可能でしょうか?」
「あぁ〜いいよ。どんな客?買うの?買える客?」
(なんだよその態度。なんだよ買える客?って)
「はい。しっかりとしたご職業の方でぜひ前向きにご検討されていまして」
「じゃあいいよ」
「ではお客様のご案内をしたいのですが内覧方法はどのようになりますか?」
「あ?現地待ち合わせ。いつ?」
(いちいち言い方が嫌だな。。。)
「では明日の午後13時でお願いします。あの、ご担当者様のお名前よろしいですか?」
「担当は居ないよ。私が行くから」
ガチャ。。。
いやいや、担当いなくてもいいけどお前の名前は??
携帯に登録もできないじゃないwww
昔ながらの地域密着店によくありがちな対応なのか?よく何年もこれでやってこれたな!という対応。。。
正直これに腹を立てても仕方ない。
このおじちゃんたちはこれで長年食べてきたんだし。
お客様をご紹介させてもらえるだけありがたいと思おう。
なんだか気が進まない案内になりそうな予感。。。
◆案内当日の待ち合わせ
一緒に移動して現地に15分前くらいに到着する予定で
長谷川さんと奥さんとお子さんの三人と近くのコンビニで合流。
「なんか知り合いって言うと変に勘ぐられることもあるから完全に業者と客ってことでいきましょう!」
「??そうなんですね?了解です。」
という軽い打ち合わせ。長谷川さんは少し不思議そうな表情。
客付け業者とお客さんが知り合い通しというのは極力伏せる。
その理由は後述します。
携帯に着信
「あ〜金城さん?今日の案内ね、30分ずらせないかな?売主さんが少し都合が悪いみたいで。ごめんね~」
(いや、まずは名乗ろうよ。俺あんたの番号今初めてしったよ?)
「了解しました〜。では現地でお客様と待っていますね」
「え?現地では暑いでしょ?13時30分ちょうどくらいにきていいよ」
プツ・・・
??別に現地で待っててもいいじゃん。実はこのおっさん親切なのかな?なんか変な感じだけど売主さんの都合ならまあ仕方ないか。にしてももう少し早く連絡くれればいいのに。。。
長谷川さんと相談。
「別にここで待っても、現地で待っても一緒なら現地に行きません?どっちみち暑いのは変わらないし。周辺の環境とか見ときたいし」
という事で現地へ赴く。
現地到着。写真で見るよりも広くてきれいな外観。
ネットに載せる写真はこんな晴れた日のやつに差し替えればもっと反響出るだろうな~と他人事ながらおせっかいな感想を抱く。
ガチャ。
物件のドアが開いた。
「不動産屋さんですか?」
???
「はい。本日13時に案内予定の・・・」
「時間よりも早く来るんですね?あれ?キャッスルエステートさんは?」
???
「え?30分遅れるって連絡ありましたが・・・(売主さんの都合で)」
「あ〜。またか。あの人。先に中見ておきますか?」
「あ、いいんですか?・・・いや、待ちますよ」
「でも外は暑いし、中はエアコンを効かせていますからどうぞ。お子さんもいますし外は大変でしょ。」
売主さんはとても話のわかる30代の男性。我々は室内に入ることに。
こう言う時はケースバイケースですが、できれば元付さんもいた方がいいんだよな。特に老舗の親父だと変なとこ勘繰ってくる。。。
※元付がいない状態で客付の業者が売主と直接やり取りすることを好まない業者は多い。両手(双方から手数料をもらうこと)を狙うため元付を飛ばして直接やり取りするような輩が後を絶たないからだそうな。。。
にしても自分が遅れるのを売主さんのせいにするか普通??
この担当者に対する評価はこの時点で黄色信号。
ま、せっかくなので売主さんのご好意に甘えることにします。
室内は整然としていてとても綺麗な印象。
築三年だけあって傷も汚れも気にならない。
ふと長谷川さんが
「これ、こんなに綺麗な立派な物件なのになんで売るんです?差し支えなければ・・・」
「あ、実は離婚なんです」
「あ。。。すみません」
「いや大丈夫ですよw」
明るく返す売主さん。
築浅の戸建てを売る理由の多くは離婚というパターンが珍しくない。
その後も長谷川さんと売主さんは波長が合ったのか色々と会話が弾む。
いい感じだな。この案内決まるかも♪
私は二人の会話の相槌を打つ感じであまり入り込まない。
元付さんが来るまでは売主さんにあれやこれやと聞かないようにしている。売主さんはあくまでも元付さんのお客様。客付としては売主さんと直接やりとりをするのは好ましくない。この辺りはマナー?として守っていた方が無難です。
そもそもこんな担当者に義理立てしてても。。。という本心を抑え込む。
ガチャ!
「おい!'(%)&$'(')0')%%」
よく聞き取れない怒ったような声が玄関口から聞こえてきた。
◆元付さん登場
玄関にみなの視線が集まる。
顔を真っ赤にした脂てかてかのおじさんが立っていた。
「おい!普通勝手に中に入らんよ!どういうつもりだ?」
予想通りのリアクション。
(その前に遅れてきたことを売主さんとこっちのお客さんに謝れよ)
「すみません。売主さんのご好意に甘えました。待ってようと思いましたが・・・」
と私が弁明しようとすると売主さんが間に入る
「こんなに暑いのに外に待たせるのはかわいそうだったので私が入れました。。。お子さんもいらっしゃるし、何かまずいんですか?」
「いや、、、そう言うわけでは・・・」
売主さんの前ではしどろもどろ。
(そもそもおっさん。お前が遅れてくるのが悪いじゃん。あ、思い出した。お前遅れる理由売主さんのせいにしていたよな?
だから売主さんのせいにしたのをバレないように『現地に行くなよ。』みたいなこと言っていたんだな。このやろう。売主さんのせいにしたのバラすぞ!www)
売主さんがいてどうにかおっさんの怒りも鎮まり。。。というか態度は明らかにこちらを敵対しているが。。。
(いやいや、あんたが遅れたのが一番悪いんだからね)
すでに中を色々みた長谷川さんがおっさんに話しかける。
「この物件の屋根の構造ってどうなっています?点検口はありますか?
床材は?施工会社は?設計図書は残っていますか?」
矢継ぎ早におじさんに質問をする長谷川さん。
長谷川さん自身も設計に携わるお仕事なので細かい質問をたくさん投げかけます。
お客さんには一応丁寧に答えるというマナーは持ち合わせているっぽい。
「はい。あ~。」「うん。あ~」「え〜と・・・」
この人の口癖なのか物件を理解していないのか言葉を発するたびにいちいち詰まる。聞いててこっちが嫌になるくらいwww
約一時間の内覧の後に長谷川さんが購入申し込みの意向を出した。いわゆる買い付けゲットです。
でも正直なところあまり嬉しさが無い。
というかもやもやとした不安がたくさんwww
この続きはまた続編で。
最近文章が長くなってしまうな~。気を付けますww
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沖縄の不動産という独特な世界に迷い込んでいます!明るい外の世界の事は忘れました!これからも深海をはいずります!