イライライラ・・・#1
みなさんイライラしていますか。
私は最近イライラしています。
いや、不動産仲介を始めてから常にイライラしている気もします。
いやいや、成人してからずっとイライラしているかもしれません。
いやいやいや、思春期を迎えたころからか?
いや違うか。小学校の通信簿にも6年間毎回違う先生なのに「正論はいいけど周りの子の気持ちも考えましょう。周りのお友達にやさしい口調で話しましょう」って書かれていたな~
あ、実家に残っていた幼稚園の頃のおたより張には担任の先生から
「おともだちにやさしくしましょう」って書かれていたっけ。
えっと保育園のは・・・
振り返ると私は生まれた時からイライラしていたのかもしれません。
なので同業者さんにイライラしてしまうのもこれまた仕方のない事なんでしょう。
という事で今回は私が最近同業さんにイライラしたエピソードをいくつかピックアップしてご紹介しようと思います。
同業者さんにしか伝わらないと思いますので、同業ではない人には爽やかなただの不動産屋さんの日記みたいなものです。
ではど~ぞ~
まず手始めに
Aさんのお話
トゥルルルー・トゥルルルー・トゥルルルー・・・
この番号は毎回物件の紹介をおねだりしてきてネット掲載の許可ばかり取る古田ドゥだ。
客もいないくせに新着の物件を見つけたらすぐに電話してきやがる。
チ・・・この忙しい時間に。
「はい。(株)REGATEの金城です。」
「あ、はじめまして金城さん。わたくし同業者のAといいます。お世話になっております。」
「・・・」
俺はお世話になってもいない同業の電話に『お世話になっております。』という返事はしない嫌なヤツだ
「・・・あ。すみません。お忙しいところ恐縮ですが只今お時間よろしいでしょうか。」
イラ。。。さっさと要件いえよ。どうせ物件確認と掲載許可だろ?
許可しないけどw
「どうぞ」
「あ。。。すみません。御社のHPに掲載されております物件のご確認ですがよろしいでしょうか?」
「どうぞ」
「あ、すみませんその前に売買のご担当者様でよろしかったでしょうか?」
イライラ・・・
「はい」
「あ。ありがとうございます。それではですね御社のHPに掲載されております物件のご確認ですがよろしいでしょうか?」
イライライラ・・・
お前さっきも同じ事聞いたよな?
新人か?
にしてもひどいぞ古田。もっと教育してから電話させろよ。
「どうぞ」
「あ・すみません。では○○市の○○円の一戸建て・・・」
「一番手で決まってます。」
「あ・・・・」
「・・・」
「要件は終わり?切るよ?」
「あ・すみません。ご担当者様のお名前を頂いても・・・」
ガチャ。
イライライラ・・・。
Bさんのお話
とある市街化調整区域の土地にて。
※市街化調整区域に建物を建築をするには「緩和区域」という場所に「建築主が他に住宅を持っていない事」が建築の最低条件となる。
このお客さまはマンションを所有していたが転勤を機会に賃貸に出したところ、転勤から帰ってきたタイミングで賃借人さんが出て行かず、仕方なく一旦実家に身を寄せた。
しかし賃借人さんが出ないまま子供が実家の近くの小学校に入学しちゃって、今さらマンションが空室になったとしてもマンションに引っ越しちゃうと学区が変わってしまうので子供がかわいそうだからマンションに戻る事はない。という理由でマンションを売却する事に。
マンションの売却と並行して次の住居探しも手伝うという形でお付き合いをしていたお客様だ。
そこでBさんのとこが専任を持っている土地を見つけてきて購入をしたいという話が舞い込んできた。
「金城さん。このBってとこが出している土地が理想に近いんですけど」
「あ~確かにいいですね。でもここは現在お持ちのマンションを売却しないと建物は建てられませんよ?」
「はい、マンションの売却が完了してから建築計画等をする方向で進めます。」
実家からの援助もあり、土地は現金で購入するから金融機関とかから「マンション売却が融資条件」みたいな縛りになる事もない。
調整区域の案件でこんなにいい条件のお客さんは滅多にいない。
早速契約に向けて動き出そうとしたところ物件元のBさんから連絡
「金城さん。確認ですけどお客さんがマンション持っていたらここに建物建てられませんよ?」
それ何回目の確認よ・・・。
「・・・はい。それは承知していますし、お客様にはその旨も把握してもらっています」
「あ、ではまずマンションの所在する○○市に行ってお客様の無資産証明を取ってきてもらえますか?」
「は?なんで?」
「いや、マンションを持っていたら建築できないので」
イライラ
「いや、だからそれは知っている。あと建築できないんじゃなくてマンションを売却しないと建築許可が下りないな。今○○市に資産証明取ったらマンションが記載されるにきまってるじゃん」
「はぁ、なるほどですね。では土木事務所に建築許可を取るために協議をしている担当者が居ると思うんですけどその担当者のお名前を教えてもらえませんか?」
「は?担当とかいないよ?まだ土木事務所に相談する段階じゃないし。設計も建築メーカーも決まってないし。その協議は必要?」
「いえ、今回の売買は市街化調整区域の緩和区域でマンションを売却しないと建築できないもんですから」
・・・。
「いやだからね。今回はマンションを売却後に建築の申請するから関係ないでしょ?」
「いや~前に同じ地域で似たような条件のお客さんで銀行の融資条件で所有している物件の売却が確定しないと融資下りないってなったもんですから」
「は?今回は現金購入だから関係ないでしょ?」
「あ~そうでしたね。でも一応土木事務所の担当者に協議しておかないと」
「まずマンションの売却うんぬんじゃなくてさ。
土地の購入にはあんたが気にしている点は全く問題がないんだけど?現在建築許可が取れなくても土地の所有権移転はできるし」
「う~ん。そうなんですね。では一度私の方でも土木事務所に確認してみます」
イライライライラ・・・
Cさんのお話
ウチの自社専任物件で売り出しをしてて、一番手で検討しているお客さんがいる
「すみませ~ん。この物件ですけど昨日買い付け貰いましてね」
「は?お前誰?」
「あ~私ハウス○○のCと言います」
「いや、昨日買い付けってなんで?案内の許可も出していないよね?」
「あ~あの物件はメーカーさん××ですよね?私何度かお取引あるんですよ。××さんとこってキーボックスが毎回一緒なんで」
「は?勝手に開けて案内したってこと?」
「ええ。御社は昨日お休みですよね?」
「いやいや休みとか関係ないし。てか他人の物件勝手に案内すんなよ。何か事故起きたら責任とれるの?」
「でも××の部長さんに話しましたよ?」
「部長から何も聞いてないけど?部長が許可したの?」
「いや、でも買い付けもらった話もしているんで」
この野郎。部長に声かけて買い付け貰ったと言えば通ると思ったんかクソが。。。
「あ~部長?Cさんって人から連絡あったんですけど」
「はいはい。昨日確かに連絡貰いました」
「んで勝手に鍵開けて案内したっぽいんですけど」
「え?いや~そこは金城さんが広告とか頑張っていたじゃないですか?だから金城さんが紹介OKって言うなら案内したら?しかも決まりそうな人が居るっていうから紹介無理だと思うけどって返しましたよ?」
「買い付けも貰ったって言ってましたけど」
「あ~聞いてます聞いてます。でもそんな不義理するような感じだと断っていいですよ。我々は業者同士の関係を重視するので。すみませんね。ご迷惑かけて」
「ありがとうございます。ではこのCさんからの買い付けはお断りします。その代わりすぐに決めますんで」
「はい。金城さんがそこまで言うなら信用してます。よろしくお願いします。」
「Cさん?という事なんで買い付けお断りします」
「は?お客さんになんて言えばいいの?」
「いや、お前が勝手に許可も得ずにやったから怒られましたって謝れよw」
「は?あんたんとこは囲い込みするってこと?!せっかく買い付け取ってきてやったのに。二度とお前のとこにお客さん付けないからな!お客さんにもひどい対応だったって言ってやるからな!」
・・・・。
売主さんの判断で買い付け断ったのに逆ギレってか。
しかも紹介の許可も得ずに勝手に鍵開けて案内しておいて終いには囲い込み野郎ってか。
うし、お前そこ動くなよ。
今から行くからな。
どうでしょうか?
同業以外にはただののほほんとした不動産日記でしたね。
では続きはまた次回
では~
沖縄の不動産という独特な世界に迷い込んでいます!明るい外の世界の事は忘れました!これからも深海をはいずります!