朝起きたら食べてない

猫はわがままだ。
カリカリがお気に召さないらしい。
ほとんど食べてない。
いつものおやつカリカリも残すようになった。
そんなときはあげなきゃいいのかもしれない。
お腹が空けば食べるはず。
でも小さくて痩せてる白猫は自分が気に入る餌が出てくるまで鳴く。
静かに陰気に悲しげに鳴きつづける。
無視ができるような小さな独特の声でしつこく鳴く。この猫の特技かもしれない。
オヤツ類を切らしてしまった。
Amazonプライムはセールの余波だろう、即日届かない状態だ。
致し方ない。
私は意を決してコンビニに行った。
右の道はローソン。
左の道はファミマに向う。
このローソンはほとんど猫の餌が無いからファミマにした。
思ったより種類があってアレモコレモもつい買ってしまった。
猫の喜ぶ顔が見たくてね。
お猫様が笑顔を振りまいてくれるわけもないのに…
老体には重かった。
でも私も贅沢をすることにしたのだ。
朝からファミマのピーチフラッペ！
空きっ腹にこんな冷たいもの、体に良いわけもないが知ったこっちゃない無い。
欲望に従おう。
行きの空気はまだ雨上がりの朝の清々しさがわずかに感じられた。
帰りはむわっとしめった生暖かい不快な空気に包まれた。
ほんの数分でこの差である。
ある意味、自然とは脅威だ。凄いな。
ともあれ、我がお猫様たちは喜んでくださるだろうか？