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NTT技術資料館一般公開

大学の夏休みのはじめにNTT技術資料館の一般公開を行っていたので見にいくことにしました。電気通信技術の集大成として身近なものとしてはスマートフォンが挙げられます。現在ではスマートフォンを使って簡単に他者とのやり取りが出来ましたが、少し前は違いました。その変遷をこの博物館は教えてくれます。


エントランス

NTT技術資料館につくと、入館証とパンフレットを配布してくれました。館内は子供連れが多かった気がします。受付のお姉さんはその子供の対応で疲れていました。大変ですね生きるって。

伝送交換

2Fの入り口を抜けると5~6 mの大型の機械が迎えてくれます。多分手動の伝送交換装置です。今は小型化かつ自動になっており、このような機械を見ることはないと思われます。

図1: 手動の伝送交換装置

フィルタ回路

回路設計に関する展示がありました。特に目を引いたのはフォスタ1型と思われるフィルタ回路です。任意の角周波数によりsパラメータによるインピーダンス関数を求めることができ、そのインピーダンス関数からフォスタ1型の回路設計術により任意のフィルタ回路を作成することが出来ます。図2ではコンデンサとコイルの並列接続が直列に並んでいます。大学で学んだことが実際にも用いられていることがわかりました。

図2: フォスタ1型フィルタ回路

導波管

第一級陸上特殊無線技士の資格の勉強の過程で出たように、周波数の大きい電波は雨による減衰が大きいです。そのミリ波の導波管開発の裏側がわかります。最終的には波長の短い電磁波は光ファイバーによって伝送されることになりましたが。

図3: 導波管

おわりに

恥ずかしいことに私自身、説明見てもわからないことが多かったです。ですが、変わった機械や電気通信技術の変遷を大まかに伺い知れる機会となるので老若男女問わず訪れることをお勧めします。

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