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物忘れ 私は自分を信用することを止めました

 40代に入った頃より物忘れがひどくなって来た。大事な会議をすっぽかして愕然とした記憶がある。それまではスケジュール管理は大雑把にはしていたものの、それほど神経質にならずとも大きな失敗はあまり覚えがない。ショックだったのは会議をすっぽかして怒られたことよりも自分では割と自信を持っていた記憶がきれいに欠落したことにあった。それからスケジュール管理は必須となった。

 それと同時に、確かに頭の中にはその人の実態はあるのだが名前が出てこない現象が少しずつ頻度を増して襲ってくる。それは明らかに年齢を重ねることによる現象であり、同世代の友人達にも平等に訪れる。会話をしていても、あれあれ、それそれ言ってるだけで話が進まないというコントが始まる。最初のうちは意地になり『誰が最初に思い出すかゲーム」になるのだが、誰も出てこないと疲労と共につまらないゲームは終了する。最近ではスマホに頼るか、会話をしているメンバー全員で、あの人だよねと合意して、しれっと次の会話に突き進む。時には別の人を想像してる人がいたかもしれないが、大勢に影響はなく皆慣れたものである。次の話題で盛り上がってる最中に、思い出したと水を差す輩もいるが、まだそれを思い出そうとしていたことに驚いたりする。

 いくら年齢で皆に物忘れがやってくるとしても、実害を被るようになってはたいへんだ。特に鍵のかけ忘れ、火の不始末、貴重品の忘れ物などは取り返しのつかない場合もあるので注意しましょう。お前がヤバそう、ハイッ、自覚しております。
 私は現在自分自身を全く信用しておりません。何をしでかすかわからない人物として対処しています。それでも慌てたり、イレギュラーな横槍、突然のプレッシャーなどにより頭がリセットされてしまうという症状が見受けられます。

 無理せず、マイペースで、間違えの少ない楽しい人生を送れるよう心がけましょう。
ハイッ、私のことでありました。

【REG's Diary             たぶれ落窪草紙   3月7日〔木)】





 敗戦国日本は、持ち前の真面目さ、勤勉さで、戦後驚異の復興を遂げました。世界で唯一の被爆国の日本は非核三原則を掲げ、国連を始めとして
【REG's Diary   たぶれ落窪草紙  3月6日(水)】

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