VRChatを続けていて思うコト。

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こんにちは、Reg(土)と申します。

VRChatについて、現時点の思いをつらつらと書いたものになります。
個人的な感想なので、万人に当てはまることはないかと思います。個人的な感想なので。
それも現時点のなので、数か月先や1年後は、また思いがかわってくるでしょう。
なので、その時が来た時の振り返りとして、書いています。

私は2019年7月に、友人に誘われVRChatを始め、だいたい700時間経過しました。
ユーザーランクがTrusted Userになったのはちょうど1か月前、といったくらいの期間です。
なので、振り返りしてもいい頃かと思いました。



〇そもそも「VRChat」ってどんなゲーム?

ここでVRChatに関する詳細は割愛します。
正直、私はVRChatを「ゲームもできる、チャットツール」と思っています。
まあ、Chatって書いていますし。
SNSとかで見られるチャットと大きく異なるのは、文字を使ったコミュニケーションが困難という点です。
現実の井戸端会議を想像してください。あの大人たちがアバターだと思ってください。
文字を空中に浮かせていません。ただ「口から発する言葉と身振り手振り」です。
それも、身振り手振りはVR機器を持っていなくては出来ません。
持っていない場合は、パソコンに接続したマイクを使った、会話のみです。

地声を発することが苦手な人もいるかもしれません。
その場合は、無言でのやり取りになります。

最近だと、簡単な文字パネルを置いてくれているワールドであったり、
文字を空中に浮かせるギミックがあり、あくまで「最初は文字のやり取りが困難」なだけです。
声に関しても、パソコンを介する為、ボイスチェンジャーやゆかりネット(自動で言葉を音声化してくれるもの)もあり、
地声を直接発さない人も多くいます。
また、無言と貫き通して動きだけでボディーランゲージを行ってコミュニケーションを行ったり、
あえて無言で人の話を聞く「聞き専」の人もいます。

VRであろうが、デスクトップであろうが関係ないです。
自分に合ったやり取りを見つけて、その方法で他の方と接する。
そんなコミュニケーションのツールがVRChatと、私は考えています。

VRChatには、様々なワールドと呼ばれる世界があり、それらすべてがユーザーによって作られています。
公園や神社、集会場、海、廃屋、トンネル、テーマパーク、自宅etc……
自宅に居ながら、自宅では見れない景色を堪能できます。
そんな世界を見て回ることのできるVRChatは、ある意味「ゲーム」としての一面として捉えることもできます。
仮想版のグーグルストリートビューかもしれません。

また、ボードゲームなどで遊べるワールドもあり、フレンドと遊ぶこともできることを踏まえると、
それこそ「ゲームもできる、チャットツール」が適しているかと思います。


〇「VRChat」って、何をしたらいいの?

大変申し上げにくいのですが、こればかりはご自身で見つけて頂く必要があります。
ゲームには、ゲームをクリアする目標があります。
が、コミュニケーションツールにはクリアなんてありません。

何かに興味があって始めた。
何かが何なのかは問いません。
そんなざっくりとした理由だと思います。それで十分かと。

じゃあ、何のために続けているの?
それも自身で見つけて頂く必要があります。

例えば
・いろんなワールドやアバターを見るため
・声や動きが魅力的な人を見る為、そのようは人とコミュニケーションをとるため
・仲のいい人とコミュニケーションするため
・自身の作った創作物(アバターやワールド、イラストや音楽などすべて)を見てもらうため
・共通の趣味の知人を作るため
・ロールプレイを行いたいため
・いつもと違う姿になってみたいため、新しい自分を見つけたいため
・可愛い女性、かっこいい男性アバターに接してほしい、逆に接してあげたいため
・作業中のSkype通話の代わりのため
・VR機器が人に及ぼす影響を考察するため
・ケモショタになりてぇため(他の人の原文ママ)
・人と人が話しているのをただ単に聞いていたいがため(私です)

……などなど。理由は人それぞれですし、VRChatを続けている途中で新しい理由が見つかるかもしれません。

結局は「やりたいようにやればいい」です。
勿論、相手は実在する人間なので、マナーを守って接する必要はあります。
急に爆音を耳元で流されたり、視界を塞がれたり、暴言を吐かれたりすると、というのは、説明する必要は無いですよね。はい。


〇VRChatの共通の文化

ないと思います。はっきり言って。

と言ってしまうのは、VRChat内でも数えきれないほどのコミュニティが存在します。
それらはすべて繋がっているわけではありません。
可愛いが一番だったり、かっこいいが一番だったり、筋肉が一番だったり、パンジャンドラムが一番だったり。

郷に入っては郷に従え、かもしれません。
そこに入るのは「あなたの意志」です。

「メス堕ち」「女装」といった言葉を聞きますが、
それもとある一つのコミュニティの言葉と思ってください。
そう言った本人たちがそう思っていることなので。
先ほども述べましたが、VRChatを使用する理由として、
いつもと違う自分になりたい、
なって接したい接されたいという話も聞きました。
その延長線上だと思います。
誰かの影響を受けて、可愛くありたい、可愛くあってほしい。
そんな目的や願望がそれらの短い単語で表現されているのだと思います。
他人にそれらの言葉を使うのも「なってほしい」という好奇心の表現なのかもしれません。詳細は私も存じ上げませんが。

勿論、その表現に対してYesもNoも発言できる権利が、
全ユーザーにあります。
嫌なら嫌とはっきり断りを言えばいいので。
(人格を否定しなければ、です)
勿論、まんざらでもないなら、その雰囲気を楽しむのも良いかと思います。

見つけるのは難しいかもしれませんが、
自身の過ごしやすいコミュニティを見つけて、
自身を伸ばすのも、ありかもしれません。


〇新規ユーザーに対して

GW期間に開催されたバーチャルマーケットや、地上波でのVRに関する放送、実際にVR機器を使っている人のPRなど、
幅広い理由でVRChatに訪れるユーザーが増えつつあります。

そんなご新規さんを案内するためのHP、ワールド、ユーザーが
多く存在します。
非常に助かります。

ただ、その行動が不意にマイナスに傾くこともあるかもしれない、
と振り返ることも必要かもしれません。

例えば不思議なギミックを仕込んでいるアバターを見て
「すごい!」と思っている方に、
そのギミックのタネを「催促されてないのに」
教える必要はないかと思います。
手品と同様です。純粋に楽しみたい人もいれば、考察したい人もいます。
相手はどのような気持ちでその表現を見ているか?を考えるのも、
それなりにプレイ時間を重ねた私たちの役割かもしれません。

VRChatにアバターを上げるためには、Unityというソフトを使用する必要があります。
ユーザーランクがそれなりに上がっている人からすれば慣れたソフトかもしれません。
初めて触る人にとっては文字が英語ばかりで混乱しますし、
そもそもUnityインストール自体がバージョン指定されているなど、気軽には出来ない代物です。

「簡単にできるよ」は、「(慣れれば)簡単にできるよ」かもしれません。
その()内が外れるようにアシストするのは、紛れもなく慣れたユーザーの教えであったり、
解説を書いている記事であったりします。
私も何度も助けて頂いています。ありがとうございます。

…まあ、それはそれとして。
要は「自分の立場で考えているかもしれない」と振り返ることも必要かもってことです。
初心者案内の主体は初心者。主体は誰か、などと考えると、私も反省すべきことは多いです。


〇創作の場としてのVRChat

そんな「何でも創れる世界」だからこそ、
創作、表現されている方が強く見えることもあります。
声が多彩、アバターが独創的、ワールドが綺麗、シェーダーが不思議。
そして、アバターの改変が個性的。

…で、です。
それを自分もしなくてはいけない?
答えは「No」です。
受け身でもいいんです。

漫画を読んだり、スポーツを見ていて
「この人は凄いけど、私はできないしなぁ……」と
すべてのことにそう思うことはないかと思います。
「凄いなぁ」とか「面白い」など、ぼんやりした感想が出ていると思います。

それでいいと思います。使命感なんていりませんし。
創作も、誰かに見てもらわないと、勿体ないですし。
見る専でいいんです。改変しなくても、アバターを上げなくても。

逆に言えば、ユーザーランクが上がっている人の立場としては、
アバター購入や改変を強制させてしまうような発言をしないように気を付ける必要はあると思います。
改変しなきゃ人権はない、なんて思われたら、その人の枷になってしまいます。

ただ、人の創作を見たときは、感想を伝えてあげるのは、大切です。
勿論、相手のモチベーションになるような感想です。



とまあ長々と書きましたが、要は
自分の楽しみやすい目的を見つけて、それを楽しむ」所だと思います。

以上です。
これが数か月後、どのように思いが変わってくるのか。
私自身も私自身が少し楽しみではあります。


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