見出し画像

忍殺TRPG2版体験ソロアドベンチャー記録

2021お正月記念:ニンジャスレイヤーTRPG2版体験ソロアドベンチャー【消えたケモ動物】
上記をプレイした際のダイス目他の記録
+折角残すので自分の文章でだけどロールプレイ。

□キャラクターデータ□

画像1

アバターはこちらで作成→CHARAT
イメージが近い男子用で作ったけど女だよ。

名前:ホワイトマシーン/性別:女
【カラテ】5
【ニューロン】3
【ワザマエ】6
【ジツ】0(ジツなしのサンシタ)
【体力】5+1=6
【精神力】3
【脚力】3
ニンジャソウルの闇(初期スキル)
カタナ(初期装備アイテム)
背景タイプ3:違和感や外部存在

<スキル効果>
【体力】+1、『攻撃ダイス+1』、『射撃ダイス+1』、ジツの『発動判定ダイス+1』
<装備効果>
攻撃時戦闘スタイル選択可(今回は使用しない)

診断メーカー+他もダイスでの完全ランダム結果。
メンタル普通なのに肉体的にはぼちぼち強くなってしまった感。
基本的に中の人の思いつきのままに、外見もいつもの中の人(黒髪短髪眼鏡パンツスタイルで黒いコートの黒電柱、身長170くらい、スモーカー)(お仕事の時は伊達眼鏡外してシンプルなメンポ、左の腰に実用的で簡素な量産品のカタナが一振り)で良さそうだしそのままで。
……しかしホワイトマシーンという名前なのに何一つホワイトでもマシーンでも無いな……。
あれか企業出向のニンジャでホワイトな働き方しか絶対したくないとかなのか……契約は遵守しますが範囲内と判断した案件しかやりません他は知らん契約外労働は原則したくありません追加金を請求します。
……あの世界、企業は基本ブラックだから企業出向でなくてフリーランスの傭兵の可能性。

ところでカタナは「一般的なニンジャ武器」に読み替え可は良いが「トンファー、マチェット、ニンジャソード、カマ、タント、ヌンチャク、サーベルなどなど」って一般的なのかそれ?
あ、私の武器はカタナのままでお願いします……。

*初期スキルは常時発動かなと思ったまま全部振っちゃったんですが、もしどっか1回なら戦闘二巡目で使ってたと思う

▣ ゲーム開始 ▣

P1.これまでのあらすじ
ケモビール社の人造マスコットバイオ生物である「ケモ動物」の一匹が、社屋に帰ってこない。ケモビール社はソウカイヤに捜索依頼を出した。君はケモビール社から提供された断片的な座標データをもとに、ネオサイタマを捜索し、行方不明のケモ動物を連れ戻さなければならない。

今日も重金属酸性雨は薄い屋根を叩いている。古い安アパートの一室が私の家だ。開いた窓に肘を付き、自分が吐き出した白い煙に目を細める。無造作に本が積まれた部屋の中、UNIXが着信を告げIRCチャットに新しい依頼が表示された。「ケモ動物の捜索依頼」。私は依頼内容と提示された金額を素早く確認して契約を結んだ。
今の私の名前は「ホワイトマシーン」。黒電柱なんて言われるような外見なのになんだってこんな名前を寄越したのか私の中のニンジャソウルには一度聞いてみたい。っていうか、もう少し色々説明してからいなくなれよ。勝手に居つきやがって投げっぱなしかよ、ふざけんな。雑指示には慣れてるけどさぁ。
ブラック企業で使い潰され自殺を試みたところ、運良く……いや、悪く? 死ねずに、目を覚ました時にはニンジャとなっていた。もちろん原因の会社はなんだかんだと理由をつけて慰謝料も何も払わなかったので限界に達し、ニンジャの身体能力を使って散々荒らした上で飛び出してしまった。ブラック企業あるあるで使う先も無い貯えがあったのだけが幸いだった。
反省はしていない。後悔は……あるのかどうだか自分でもよくわからない。ずっと殺してやりたいと思っていたクソ上司を殺しきれなかった。死んだ目をした同僚も殺せなかった。殺せたのに。その後、仕事で見も知らない人間を手にかけることに多少の罪悪感も覚えたりしたが、ニンジャとなった私の心はどうやら大事な何かをごっそりと欠け落としてしまったらしい。それは酷く気持ちが良くて、悪くて。吐きそうだ。
見知った人間ですら何も思わず殺せるようになってしまったら、私はどうなるんだろう。ニンジャとしては正しいらしいが、人間としては......言うまでも無いだろ。結局答えは見つからない。人間のまま死なせてくれりゃ良かったんだ、ふざけんな。
ともあれ、そうしてニンジャとなった私は、「会社」という存在に縛られる事に心底辟易し、目立たないフリーランスとして様々な仕事を請け負い糊口をしのいでいた。ソウカイヤからの雑事のような依頼もまた時折舞い込む仕事の内のひとつだ。

「……ケモ動物ねぇ……」見つけるのは相応の金額さえ頂けるなら問題無いが......大人しくついてきてくれるのだろうか、あのなんだかよくわからない大きな獣は。嫌いじゃないけど。見つけたら少し撫でるくらいは問題無さそうだと契約文を読み直して私は煙草を灰皿に押し付けた。

P3.ネオサイタマIRC-NETにダイヴする
✅【ニューロン】値でハッキング判定せよ(難易度NORMAL)

断片的な座標データを手にIRC-NETに接続する。何かを検索する事はそこそこ慣れている、はず、だ。今日は勤めていた会社での事務仕事を思い出して衝動的に叩き壊したくならなければいいが。
 →3.4.5=成功

▶︎成功
君はケモ動物の居所に関する手がかりを掴んだ! 🍣P5に進む
P5.アパートの前
✅君はケモ動物がいるアパートの一室を突き止めた!そこに何が待つのか、ダイスで決定せよ。
(ハッキングに成功していたので自己選択)
▶︎選択肢1(出目1〜3)
武装アウトローのアジト 🍣P6へ進む

(自分のステータスが武闘派だったので普通の戦闘になると見越して選択肢1)
IRC-NETから情報を拾い集めると、とあるアパートの一室が浮かび上がってきた。......まあ、あれだけ大きな獣なのだから見てる人間もいるよな、うん。あっさり見つかったのはついてる。
私はそのアパートの情報と契約金額を交互に見て確かめ、今回の仕事にその金額が釣り合うのかどうか、依頼主はソウカイヤだという事を考え……もしちょっと割に合わないと思ったらその分モフってから返そう、動物アレルギーでちょっと涙と鼻水出るかもしれないけど。と頷いた。
いつもの黒いロングコートに袖を通し、カタナを確かめて腰に差す。もふもふしたものを触るのは久しぶりだと思えばそのアパートへ向かう足が少し軽かった。

P6.武装アウトローのアジト
KRAAASH!君が突入したアパートの一室には、ケモビール社に身代金を支払わせようと企む武装アウトローたちがいた。ケモ動物は檻に入れられ「ケモビール」と鳴いている。アウトローたちは全員が戦闘用サイバネや銃器で武装しており、交渉の余地はなさそうだ。戦闘開始!

「ドーモ、皆さん。ホワイトマシーンです。そちらのケモ動物を渡して頂きたいのですが――」
そこまで言ったところで気の早いアウトローが発砲した。避ける必要も無く飛んで行った銃弾を見送る。どうやらニンジャはこの場にいない。そう難しくはなさそうだ。
「……交渉の余地は無さそうですね。こちらも仕事です。全滅をお覚悟ください」

戦闘1巡目
▶︎選択肢2:スリケンを投げる!
【ワザマエ】で射撃判定(スキル効果で6+1=7)
 →2.1.2.6.6.1.2=成功:敵に1ダメージ

感慨も無くそう言い放ちながら投げたスリケンは先程発砲した人物を含め銃を手にした者たちに突き刺さった。死んだかもしれない。まあケモ動物が傷つかなければいい。倒れ込む音が耳に届く前に戦闘用サイバネで武装した男達が殴りかかってきた。

回避判定(ワザマエを使用)
 →5.5.2.6.1.3=成功

目の前に迫る金属塊のような拳をブリッジして躱し、追撃を狙って横から伸びてくる脚からはそのままバック転して距離を取った。
翻るコートを軽く手で払い左腰の鞘を確かめる。昔半分嫌々やらされてた武道がこんなところで役に立つなんて世の中わかんないもんだな、なんてふと思う。すらりと引き抜いたカタナを両手で持ち、正眼で構えた。

戦闘2巡目
▶︎選択肢1:カラテで殺す!
【カラテ】で攻撃判定(スキル効果で5+1=6)
 →1.4.6.6.2.4=『サツバツ!』:敵に2ダメージ

敵に累計3ダメージを与えたのでミッション成功。

ニンジャ、ってのは身体の作りから違うらしい。「イヤーッ!」深く吸った息を叫びながら吐き出す。左の足先に力を込めて床を踏み締め、右脚から飛び出すように駆けながら振り上げたカタナを横に薙ぐ。
カタナは撫でて斬るもの、とは言うが何回やったって「嘘だろ?」みたいな気持ちは拭えない。振り抜いたカタナの切っ先を見ながら男達の身体から鮮血が吹き出し倒れ込む音を聞いた。二つでいいはずなのに三つ聞こえたので正直振り向きたくない。

ヒュッと音を立ててカタナから血を振り飛ばし、ポケットから出した布で拭って納刀する。
今回の目的のケモ動物は檻の中で大人しい。その辺から探し出した鍵で檻を開けて近付き、手を伸ばす。それは少し嫌そうに身を捩った気がした。ちょっとくらい許せよ。私の煙草か血の臭いのせいか、それともお前も会社に帰りたくないとかあるのか?
抱き着いてもふもふとした毛に顔を埋めると自然と口元が緩んだ。

P9.エンディングと評価パート
✅ミッション成功ならば、君は見事ケモ動物を連れ帰ることに成功し、ソウカイヤの上役から報酬として【万札】3をGET。ヤッタ!🍣P10へ進む

そうして私は久々にもふ充した。
が、現実は非情である。代償は直ぐに現れた。
指定場所にケモ動物を無事に連れ帰り、上役から万札を三枚しっかりと受け取る。
「……次からケモ動物の依頼は回さないようにするか?」
万札を手渡しながらそう尋ねてきた上役は眉を顰めている。私の目が赤く、鼻水が止まらない様子はさぞかしブザマだろうとは思う。ほっといてくれ。目も痒いんだ、こっちは。
「いや、今までと同じでお願いしたい」
なにか言いたそうな上役に涙の浮いた目で必死で訴えかける。食い扶持は逃したくない。
笑うような呆れたような息のあと、上役はケモ動物を連れて立ち去った。これで私の依頼も完了だ。
「ご利用、ありがとうございました」
立ち去る姿にオジギをして見送る。姿が闇に消えたのを確認して……私は大きなくしゃみをした。

P10.エピローグ
報告を終えた君は、重金属酸性雨の中、ビルからビルへと飛び渡る。巨大な街の横顔。無数の意識。情報とケオスの大渦の中で、君は足掻く。脳裏に浮かぶのは、ケモ動物の何とも言えないあの表情。君はケモビールが恋しくなり、路地裏に降り立って自販機を探す。こうして、サンシタの1日が幕を閉じる。

▢ まとめた後の呟き ▢

……私自身を丸々外見と性別にも反映させてキャラクター作成したの実はこの子が始めてだけど、そうして客観視したら二次元とか実在してるんですかとか言われるの理解した気はする……ナナシさんの中の人は実在してるよ……リアルパーソンですよ……ネタに使うのは良いけど……。
スモーカーなのも過去剣道弓道やってたのももふもふ好きなのに動物アレルギーなのも全部私がそうだからそう書いただけで……ついでに高所恐怖症な上に血みどろ案件全然ダメなので多分この子もモータルだった時はそうだったんじゃないかな……
背景タイプと初期スキルと装備がこれでなかったら絶対こうはしてないんだよなぁ……。
「生涯の付き合いだと思ってた眼鏡要らなくなるのはまだしもなんで高所や血を見るのや果ては殺人まで忌避感わかなくなるんだよ!?こんなん意識や記憶は連続してても自我同一性保持されてんのかわからんだろ気軽に哲学の深淵投げて寄越すな寝るなマジでふざけんな!やってらんねえふざけんな!!」
って私なら多分なるんだろうけど、そういえばこの系の反応取る人は本編作中あんまいないんだな。
この子多分今一番腹立ててる相手は自分に取り憑いたニンジャソウルに対してで「他人様に勝手に取り憑いて変えといて説明も詫びもなんもねえとかふざけんな」って思ってる。
必要無くなった眼鏡をそれでも手放さないのは、自分が理解してる自分を維持したいし切り替えスイッチが欲しいから。
もふもふ好き。フートン周りに地味にぬいぐるみが沢山ある。

忍殺TRPGは周りにプレイヤーいないからやることは無さそうだけど機会あったらやってみたいかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?