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私、こういうものでし展 プロローグ

明日2/2から2/27まで、私の3度目の個展「私、こういうものでし展」を開催する。

プロローグと言ってはあれだが、少しだけ今回の個展のタイトル、内容についてふれておきたくて、書いてみることにした。


さて、なぜこんなタイトルにしたのか、主な理由は2つある。

1つ目は、淡路島で「はじめまして」という意味での展示だからだ。

今回の個展は、ASOBU KAPPANさんからお声かけいただいて実現した展示会。
打ち合わせの際にASOBU KAPPANさんから、淡路島の若い人たちにもっと外の世界を知ってもらいたい、いろんな選択肢があることを知ってもらいたい(あくまでもニュアンス)というようなお話を伺い、それなら「作品」を展示するというよりは、「私」を展示した方がいいんじゃないかと思ったのがこの個展の発端。

「私」のことを誰も知らないであろう場所で、「私」についての展示をする。
はじめましての場所で自己紹介をする。

ちょうどいいな。それでこんなタイトルにしてみた。

2つ目は、私が私を見失ってしまったからだ。

実は昨年、私が何をしている人間で、これからどうしていきたいのか全くわからなくなった。

その結果、作品をつくること自体がだんだん苦痛になってきて、数ヶ月間、なんとなくで過ごしてしまった。

つまり、これは私が私を取り戻すための個展でもある。

当然ながら、「私」を展示するには「私」と向き合わなければならない。今の私はもちろんだが、過去の私と向き合わなければならない。

どんな気持ちでどんな考えをもって今までやってきたのか、ふりかえるとなんだか1つのものがたりができていくように思えて、そして、これからもそのものがたりが続いていくような気がして少しほっとした。

話が少し変わるが、私は作品を見てもらうだけの展示をする気は一切ない。
私の場合、作品を見てもらうだけならSNSだけで十分だと思う。(あくまでも私の話ね)

展示をするなら、作品を見てもらうのはもちろんだが、そこに何か別の目的をプラスしたい。

それで今回は、「読める」展示にすることにした。
今回の展示会場は室内だけではない。

私のやっていること、好きなこと、経歴などについて一冊の本(ZINE)にまとめてみた。

入口の窓付近にもう1つの展示会場(本)を置いているので読みながら楽しんでもらえたらと思う。

また、私が会社員時代に書いていた「言語化ノート」と「読書ノート」から、安全なもの(笑)だけを抜粋した言語化ノオト(ややこしい、私のグッズに書き写しました)も一緒に展示している。
なーに言ってんだ、コイツと思うようなこともまあいろいろ書いているわけですが、読みながら笑っていただけると嬉しい。
ちなみに、私の代表作はほとんどこのノートからうまれている。

別に自分についてべらべら喋ってるだけの展示なので、刺さらなくったって構わない。
でも、誰か一人だけでも構わないので、私のへんてこな経歴や活動が、誰かの背中を押せたらいいなと思いながら準備しました。

誰かのものがたりが始まるきっかけになりますようにと願いを込めて。

私が私を取り戻すには、誰も知らないような、静かなところがいい。
大阪や東京では決してできないであろうこの展示を淡路島のBook & Coffee coyomiさんでできることをとても幸せに思う。

それでは明日からよろしくお願いします。


※11日(日)、12日(月祝)在廊します!
11日はトークショー、12日はワークショップをやります!なにとぞ!

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