力学的ストレスを考える
こんにちは!
理学療法士の前です。
今回の記事のテーマは
「力学的ストレスを考える」です!
特に運動器においては力学的ストレスを明確化させることはすごく重要となりそのまま治療に繋がってくることもあります。
力学的ストレスは臨床や現場において問題点を明確にする重要な項目であるので臨床や現場で活動されるセラピストには是非読んで頂きたい
です。
◎力学的ストレスとは?
力学的ストレスとは筋肉の収縮や伸張、荷重によって生じるストレスなどを相称したストレスを指します。
主に力学的ストレスは4つに分けることが可能で、
①伸張ストレス
②圧縮ストレス
③摩擦ストレス
④剪断ストレス
これらがあると言われています。
動作で痛みが出ている場合はまず、どの相でどの部位にどんな痛みが出現さるかを評価・問診していく必要があります。
そこから4つある力学的ストレスのどれに当てはまるのかを考察していきます。
伸張ストレスである場合は筋肉や靭帯などを伸張させると痛みが出現する。
圧縮ストレスだと圧迫や荷重などのストレスで痛みが出現する。
剪断ストレスであれば回旋系のストレスで痛みが出現する。
摩擦ストレスであれば滑液包や筋肉の摩擦によってストレスが生じる。
各ストレスについてしっかりと覚えておきましょう!
再現性があるのが整形外科的テストなどのストレステストですね。
ストレステストは痛みを誘発させるからあまりしたがらないセラピストが多い印象ですが、絶対にストレステストは行った方がいいです。
行った方がいい理由は明らかです。
最初に言ったように力学的ストレスを明確化に出来ないからです。
運動器の場合ですと力学的ストレスを明確化にしないと痛みについての評価は難しいと思います。
◎力学的ストレスを明確化するためには?
力学的ストレスを明確化するためには、
「解剖学・運動学」
がとても重要になります。
どの組織に痛みなどの症状が出ているのか、これは患者さんの訴えやスペシャルテストで解剖学的に明確化していきます。
そして、なぜその部位に痛みが出現してしまったのかを運動学的に明確化していきます。
触診技術も必要ですし、正常な関節運動のバイトメカニスも知っておかなければなりません。
つまり
①力学的ストレスを考察
→②解剖学的に明確化
→③運動学的に明確化
→④力学的ストレスの明確化
という感じですね。
そうする事で痛みの原因が評価でき、治療に繋げれるということです。
この考え方はセラピストにおいてとても重要な考え方であり、セラピストの真髄だと思います。
今回は短めに記事を書かさせて頂きました。
僕はこの考え方の流れをはじめて臨床が楽しいですし日々疑問が生じます。
新人セラピストなどはついテンプレの治療をしてしまいがちですが、もう一歩頑張って評価・治療することで日々進化していけると思います。
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