CashForWork2020 Impact Reportーコロナ禍で職を失った若者は地域の復興にどう貢献したか?
本レポートの構成
本レポートは、2020年度に休眠預金を活用して行われたコロナ禍でのキャッシュフォーワーク手法(以下、キャッシュフォーワーク。2020年度事業を指すものはCashForWork2020と統一した)の実践の結果を報告するものである。
コロナ禍では、約50万人の完全失業者と約600万人の休業者が生まれたが(ピーク時、総務省統計局労働力調査による)、キャッシュフォーワークはこのような職を失った方々自身の新たな可能性や役割の獲得に光をあてようとするアプローチであった。
キャッシュフォーワークは国際的に定評のある雇用創出の手法の一つであり、災害からの復旧や復興に関する事業に被災者自身を雇用し、賃金を支払うことによって、被災者の生活基盤の回復と地域の自律的な復興の促進を両立させる。
本レポートはコロナ禍のキャッシュフォーワークの実践を通じて、政策決定者や資金提供者に巨大災害下において有効な復興政策のヒントを提供し、また、将来のキャッシュフォーワークの担い手となるNPO団体の方々の実践の経験値を引き継ぐことを目的としている。
CashForWork2020がもたらした変化
216名のつなぎ雇用
64の地域課題解決プログラム数
77.9%の雇用対象者が直接的な減収
85.5%の雇用対象者が将来の希望を回復
13団体に資金提供
1億8908万円の予算
68.2%の就労決定率
2.2倍の就労決定率
本文の目次
CashForWork2020がもたらした変化
永松伸吾×岩本真実振り返り対談「CashForWork2020」から見えた知見を次の大規模災害で活かすために
事業の実施体制
事業の実施体制
事業実行団体の分布
コロナ禍の失業と雇用の対象となった若者像
特徴的な雇用対象者像
母集団の傾向
雇用対象者の実像「フィードバックがもらえる職場は初めて」
主要なデータと分析結果のサマリー
主なメディア掲載
資金使途の内訳
キャッシュフォーワーク実践事例
巻末資料
本文を読むには
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