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好きだけど嫌い 嫌いだけど好きな言葉


子供の頃、少しずつ自我が芽生えて、それがしっかりと確立し始め、思春期を経て大人になればなるほどにその言葉を言われるのが嫌いだった。



時が経って



自分が親になって、しばらくしてから少しずつ言われるようになって、今はその言葉を言われると嬉しくなる。



お父さんにそっくり



自分と二人の子が一緒にいるのを見た人はかなりの確率でその言葉を発する。



その言葉を発した後に微笑む人もいる。



もっと言えば大爆笑する人も。



見た目もそうだがそれぞれの言葉遣い、立ち居振る舞いを見て(知っていて)その言葉を言う人もいる。



子はどう感じているのだろう。



上の子は露骨に嫌な顔をする。
その言葉を言われた直後にボソボソ文句を呟く。
(あー、でも自分もそうだったな)



下の子は…
よくわからない。
多分何も考えていないから、笑。



兄弟で性格は全然違うのにね。



似ているんだってさ。



彼らが大人になってそういう時が来た時、どのように感じるのか。



いつか聴くことができたらいいな。



多分聞いても言わないだろうけど。











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