「良さ」とは・・・

「良さ」とはなんだろう?

以前書いた「誘集中力」。それを引き出すテクニックはいくつか理解している。
・人の顔
・警告、危険物
・音と映像が連動している
・緊張感のある構図 などなど
・かわいい、かっこいい

危険なものを察知した時、ヒトはそれを無視できない。
実際に横に牙を剥いた虎がいたら、無視できないが、同じように映像の中に虎が出てくると緊張感が生まれるのは、ホラー映画などを思い出してもらえるとわかるだろう。

またヒトは動物なので、かわいいもの、かっこいいもの、セクシーなもの、お金や食べ物など、種の生存に関わるものも無視することができない。
また、ヒトらしい部分では、自分の考えや主張や文化に関するものもついつい見てしまうだろう。
どの程度の集中力を引き出すかは、個人の趣味や環境によって左右する。

さらにはコンテンツ自体の気持ち良さ。これは書くと長くなってしまうのでここでは省略する。

このようなものを大いに利用してコンテンツを設計するとその「誘集中力」によって「良く味わって食べる」というような状況が発生し、そこで展開されている様々な事を、とても楽しむことができる。刺激を与えつつ、集中も引き出す。エンターテイメントの力だ。

少しエンターテイメントから離れる。
例えば、カラフルなプラスチックの円柱がある。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07SLP4MSX?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_XDYATPCPFH206769S2PF

ボクはこれを見た時「なんか良い」と感じる。
店先で見つけて、それを買って帰ったりする。

このグラフィックも「なんか良い」と感じる。
おもちゃやグラフィックのように目に見えるものだけではなく、音色、匂い、手触りや質感。
危険物でも、生存にも関わらない、日々の生活を気持ちの良いものにする群がある。共に在ることが心地よいというもの。
プロダクトデザインや空間デザインなどが得意とする分野かな。

エンターテイメントにある刺激と集中。
日々の生活を気持ちの良いものにするもの。

ここを分けて考えられるようになると、
「生活が気持ちの良い空間に、誘集中要素がのっているものが好きだな」
「生活の気持ちの良さは必要なくて、誘集中要素だけに染まってるものが好きだな」など
自分の好みのものを探る時や、自分で設計する時に便利だと思って、書いた。


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