自分でも知らない自分のツボを見つける技

CMやTV番組や映画を作られている佐藤雅彦さんのお話を聞いたり、
ドラゴンボールの編集者だった鳥嶋 和彦さんが漫画の文法を見つけるときのエピソードを読んだり、
 Vtuberのよすがいよさんに教えてもらったこちらの記事を読んで、
自分なりにアレンジしたものです。

この記事は、どういうものを作ると良いものが作れるのか悩んでいる人向けで、すでに自分なりに作れている人にとっては不要な記事です。

そしてなにより重要な点です。
最初の1つめを作る前にはやらないほうがいいでしょう。
いくつか作ってみて、なんとなく行き止まりを感じている人がやると良いとボクは思います。
↑ 佐藤雅彦も鳥嶋和彦も作るより前に分析をしたような流れだったので、これは人それぞれか、と思って削除しました

やり方

まず数日かけて100個、同ジャンルの作品を見ます。
「良いな」と思ったものだけを、カテゴリ分けします。
プレイリストやブックマークフォルダなど使うと便利です。

100個と言うと、すごく多く感じますが、慣れてくると良し悪しが10秒くらいで判断できるようになるので、実はそんなにかからないです。

タグ付けのように、同じ作品を複数のカテゴリまたがって分けられると良いです。
そして「ベストオブベスト」。中でも最強に良かったものを入れる箱もつくっておきます。

各カテゴリにある作品を見て、もういちど共通点を探し出し、カテゴリ名を適した名前に書き換えます。

「ベストオブベスト」は、おそらくバラバラだと思うのですが、こちらの共通点こそが個人の強力な「ツボ」のはずなので、しつこくしつこく観察し、共通点を探し出します。

以上です。
この時にカテゴリ名や共通点として言語化した言葉があなたの「ツボ」です。

余裕があれば、その「ツボ」を使ってオリジナル作品をつくるのも良いでしょう。別の呼び方をすると「コツ」とか言うのかな。「つくり方をつくる」というのはこれに近い考え方だと思います。


補足:
例えばVRChatのワールドで
「巨大なオブジェがある」や「暗いワールド」だと自分のツボの企画が見えてきます。
より細かく「モノのサイズに現実味がある」「ライトが丁寧」だと自分のツボの表現が見えてきます。

最初はどうしても目につきやすい企画の部分ばかりが気になると思いますが、見つけたツボを徐々に細かくしていき、自分がツボな表現や技術、展開などが見つけられると、どんな企画でもツボをついた表現をできるようになって便利ですね。

補足2:
自分の「ツボ」の条件が揃っているのに、良くない作品に出合うことがあります。ツボがより詳細になるチャンスです。

補足3:
自分のツボから大きく外れているのに最高だと思わせてくれる作品に、年1,2回は出会います。ツボを探す楽しい旅は終わらないでしょう。

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