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日本で思ういろいろ

近所のあちこちで、ツツジやバラが綺麗に咲いています。

ストレスフリーなニート生活をエンジョイしていたら、あっという間に2週間も過ぎ去ってしまいました。

日々の消費活動以外に何か社会に貢献するようなことは、できている気がしません。

あえて挙げるとすれば、このnoteを執筆することは社会貢献というほど大げさなものではありませんが、読んでくださる方がいる以上「世の中に何かを生み出している」という自分への気休めにはなるのです。

所属すべきコミュニティを失った私の唯一の居場所です。
どうぞ、今後ともお付き合いください。


さて、イギリスからの帰国後2週間を過ごしたわけですが、やはり日本で気付くことや違和感を覚えることってそれなりにあります。

昔の自分だったら気付かなかったであろうことを、少しここに書き記しておきたいと思います。


役所での事務手続きがめんどくさい件

保険証が必要だったので、元職場である市役所へ転入(住民登録)の手続きに行きました。

改めて思うのは、「やっぱり手続きがめんどくさいな~」ということ。

何がめんどくさいかというと、紙に住所とかを手書きするのがめんどくさい。

日本の法律上というのか、社会の仕組み的にというのか、「書類として」手続き必要なのは承知していますし、この運用を簡単に変えることもできず、手続きのオンライン化にもまだ障壁が多いということも重々承知しています。

ただ、同じ日に同じ場所で何度も住所や電話番号を書くのは、やっぱりめんどくさいのです。笑

なんとかならないのでしょうか…


あとそれから、「マイナンバーカード」について。

「マイナンバーカードが保険証として使える」ということを聞いていたので、「ちょっと使ってみたい」と思って、以前イギリスへ行く前に作っていたマイナンバーカードを持参し、ルンルンで窓口に提出した時のこと、

「このカードは失効してしまっているので、もう使えない。新しいマイナンバーカードを作る必要がある」

と、元同僚の先輩職員の方が申し訳なさそうに説明してくれました。

せっかく作ったのに…!


ちなみに補足ですが、2024年5月27日以降の海外転出の場合は、転出時にお住いの市区町村役場で「マイナンバーカードの切り替え手続き」をすることによって、海外でも引き続き使用できるようになったようです!

海外で日本のマイナンバーカードを使う機会があるのかわかりませんが…。

元同僚のみなさん、いろいろ愚痴ってすみません…。


支払い方法の多様性について

イギリスで生活をしていると、何かお金を払う場面では、デビットカードまたはクレジットカードが一枚あればだいたい何とかなります。
(経験上現金が必要だったのは、一部の地方のタクシーと床屋ぐらいです。)

スーパーでの買い物も、パブでお酒を飲むときも、オンラインで何かを購入する時も、さらにはロンドンで地下鉄の改札を通るときも、カード一枚で何とかなります。(もちろん口座残高は必要ですが)

しかし、ここ日本には、支払い方法に様々なオプションが存在します!

現金はもちろん、クレジットカードに、交通系ICカードのSuicaやPasmo、QR決裁のPayPayなどなど…!

めんどくさい…!

いちいち場面ごとに、支払い方法を変えなければいけないのがめんどくさーい!!

さらに、カードやアプリにお金をチャージするのもめんどくさい!!!

支払う方でさえめんどくさいと思うのだから、受け取る側のお店の方はもっとめんどくさいはず…

なんとかまとめる方法はないものでしょうか…?

自動販売機について

イギリスでどこか遠出をしたり、チェスターをぶらぶら歩いていて、ちょっとのどが渇いたな~と思ったときにまず探すのはカフェ。

イギリスではだいたいどこに行っても、チェーンであれ個人経営であれ、カフェがあり、手軽にコーヒーを買って飲むことが出来ます。

先日、ビザの申請で東京へ行ったとき、同じようにちょっとのどが渇いたので、カフェを探そうと思ったその時のこと、、、

私の目に留まったのは、そう「自動販売機」。

2年前と比べると、自動販売機で売っている飲み物も値上がりこそしているものの、飲み慣れた缶コーヒーの味に感動しました。

そして、ふと思ったのです

「…あれ?自販機があるせいで、カフェが儲からないのでは?」

と。

初夏の運動会

家の近所の小学校(母校)で、先日運動会をやっていました。

私が小学生の頃は、(というかたしか2年前も、)運動会と言えば秋、9月開催だったのですが、今はどうやら秋も暑すぎて熱中症の危険があるとのことで、5月~6月くらいに開催する小学校が多いのだそうです。

しかも、午前中のみの半日開催。

時代なのかな~と思いつつ、家族とのお弁当タイムがない運動会に、少し寂しさを感じたところなのでした。

私も歳をとった。


日本の社会を覆う閉塞感

あまり家から出ず、テレビやネットばかり見ているせいなのか、日本に戻って来てからというもの、感じるのは、

「日本の社会、なんか暗くね?」

ということ。

文字通り、日本社会全体に閉塞感が漂っています。

ネット上には冷たい正義の言葉があふれ、ニュースや新聞では「不安」や「絶望」から凶悪な犯罪に走る人たちや、そういった「不安」や「絶望」に付け込んだビジネスや詐欺が余計に人々に「絶望」を呼び込んでいる様子が報道されています。

イギリスにいたときも、なるべく毎日イギリスのメディアのニュースはチェックしていましたし、仕事柄嫌でも毎朝の新聞のヘッドラインは目に入って来きてはいました。

自分の国ではないし、私の英語を読み取る力が乏しかった点はあるにしても、イギリス国内の分断の火種、ポスト・ブレグジットの混乱や、長期にわたる保守党政権への嫌気、といったものは肌で感じることが出来ていたつもりです。

イギリス社会でも「嫌悪」や「反感」のような感情は存在していたかもしれません。

しかし、日本の「生きていくこと」への「不安」や、「生きることさえ放棄したくなる」ような「絶望」をここまで多く感じることはありませんでした。


私自身、イギリスで生活をしていたときは、色々な国の人たちから

「日本って、ユートピアなんでしょ?」
「日本人は、世界で最も尊敬すべき民族だ!」

なんていうような言葉をかけられ続けてきていたので、日本という国や、自分が日本人であるということに誇りを持つことが出来ていました。

そして、今、そのギャップに大いに戸惑っているところです。


日本の子供たち

先日、家の近所をぶらぶら歩いていたら、下校途中の2人の小学生が、

「こんにちはー」

と、私にあいさつをしてくれました。
(そういえば、イギリスで小学生にあいさつをしてもらったことってない気がする…。)

ほんの一瞬のやりとりでしたが、無邪気な2人に

「たのむ。どうかそのまま大人になってくれ…!」

と思わずにはいられませんでした。


おわりに


日本で食べる「つけ麺」は、やっぱりおいしいですね。

東京駅地下ラーメンストリートの「六厘舎」の味玉つけ麺特盛!


それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございましたー。(雑)



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