見出し画像

イギリス大学院受験結果~学部GPA2.5以下でも可能性はあるのか?~

さて、以前の記事でお伝えした、2024年秋入学に向けたイギリスでの大学院受験について、応募したすべての大学の合否が出そろいましたので、今回の記事ではその結果をご報告したいと思います!

1 出願した大学

  • Master of Public Administration(MPA) のコースを提供している

  • 入学のための英語力要件がIELTSスコア6.5

  • 推薦状1通のみで出願できる

  • それなりに知名度のある大学

という理由で、下記の4校へ出願しました。

(1)University of Birmingham(バーミンガム大学)
(2)University of Exeter(エクセター大学)
(3)University of Nottingham(ノッティンガム大学)
(4)University of York(ヨーク大学)


2 結果発表~!

(1)University of Birmingham(バーミンガム大学)⇒Conditional Offer(条件付き合格)

出願料として£50支払わなければならなかった大学。必要な書類をオンラインで提出して、出願料をカードで支払ったら、2週間くらいでConditional Offer(条件付き合格)の通知がメールで届きました。

ちなみに、Conditional Offerとは、大学指定の期日までに大学側が要求する条件を満たした場合に、Unconditional Offer(無条件合格)へと切り替わり、無事入学できるというものです。
今回私がバーミンガム大学から突きつけられた条件は、「Academic Achievement(学業における達成事項)を証明する書類を提出すること」というもの。

なんだかよくわかりませんが、「論文が表彰された」とか「学業成績優秀で奨学金を受給できた」とか、そういったものが「Academic Achievement」にあたるみたいです。

大学時代をほぼ部活とバイトに費やした私に、「Academic Achievement」と呼ばれるものは当然ありません。

したがって、条件が達成できないので、「条件付き合格」という名目の実質「不合格」です。笑


(2)University of Exeter(エクセター大学)⇒Unconditional Offer(無条件合格)

こちらは出願料なし、書類もオンラインで提出して、その後何事もなく無事にスルスル~とUnconditional Offer(無条件合格)をいただくことが出来ました。


(3)University of Nottingham(ノッティンガム大学)⇒Unconditional Offer(無条件合格)

さて、こちらのノッティンガム大学ですが、出願料として£50とられた上に、パーソナルステートメント(志望動機書)の書き直しを要求されました。

上記リンクの記事でも触れていますが、私のパーソナルステートメントのうち「なぜノッティンガム大学なのか?」という部分が弱かったみたいで、この部分についてより詳しく書いてくれ、とメールをいただきました。

仕方ないので、プログラムのホームページを隅から隅まで読み込んで、相応の理由を書いて再度提出したら、無事合格をいただくことができました。


(4)University of York(ヨーク大学)⇒Unconditional Offer(無条件合格)

出願料こそなかったものの、出願書類の中にサンプルエッセイ(小論文)が含まれていたのが、こちらのヨーク大学。

オンライン出願のページには、「サンプルエッセイは出願後でも提出できます」と書いてあったので、エッセイは手つかず、とりあえずそろっている書類から提出しよう、と思って出願したら、すぐに大学から「サンプルエッセイを○○日まで(約2週間)に提出してください」というメールが来て、慌てて書き始めました。

なんとか期限までに完成させたものの、論拠となる参考文献を揃えられず、説得力に欠けるものとなっていたので、こちらの大学の合格には自信がありませんでしたが、それでも無事無条件合格をいただくことができました。

きっと、私の将来性に期待してくれているものと信じたいです。笑


3 所感~GPA2.5以下でも可能性はある!~

とりあえず、無事いくつかの大学院のコースに合格出来て一安心です。
以前の記事で書いた通り、私の学部時代のGPAは2.5以下でしたが、名門と呼ばれる「ラッセルグループ」の大学からオファーをいただくことができました!(嬉しい!)

特に、今回受験した大学のコースは全て「関連する職歴があれば、学力要件緩和」とされているものであり、私がもともと日本で地方公務員をやっていたため、学部時代の成績が悲惨でも大目に見てもらえたのかなーという印象です。

ただ、こちらもあくまで私の感覚ですが、世界大学ランキングで100位以内に入ってくるような大学は、順位が高くなるごとに入学の要件が厳しくなり、必要なIELTSのスコアの基準も高くなり、「職歴による学力要件の緩和」といった部分もなくなってくるので、目指す大学やコースにもよりますが、より高いレベルの大学を目指すのであれば、学部時代のGPAが低いと厳しいかもしれません。。。


4 どこの大学院へ進学するか?

絶賛迷い中です。が、現時点ではノッティンガム大学が最有力候補です。
と、いうのも、同じMaster of Public Administrationのコースでも、大学によってプログラムの内容が全く異なっているのです!

"Public Administration"は日本語だと「行政学」と訳されますが、その内容は、公共政策論、財政論、リーダーシップ論、データ分析などなど様々です。

上記の4つの大学の中でも、ノッティンガム大学が最も私が学びたいプログラムを一通り提供しています。
また、ヨーク大学出願時のサンプルエッセイを執筆中、「読みたいな」「参考にしたいな」と思った文献がヨークやエクセターにはあまりなかったのですが、ノッティンガム大学の図書館には全てあったという環境も魅力的なのです!

ただその分学費が他の大学と比べると約100万円高いので、同じMaster of Public Administrationのプログラムの中で「私が学びたいこと」と「それ以外」の差に100万円を投資する価値が果たしてあるのか、という点で悩んでいます。

お金の面を考えると、より学費が安く、奨学金のプログラムも充実しているヨーク大学やエクセター大学が魅力的に映ってくるのです。。。


ちなみに、上記の世界大学ランキングだと、
ノッティンガム大学(130)
ヨーク大学(147)
エクセター大学(177)
という順位なのですが、

イギリスの国内ランキングだと、
エクセター大学(11)
ヨーク大学(15)
ノッティンガム大学(32)
という順位に逆転する現象が起きています。

※いずれも2024年のランキング


イギリス人の友人や同僚に「どこがいいと思う?」と相談してみると、ランキングを重視する人もいれば、「どの街に住みたいか」という点を重視する人もいて、あまりあてになりません。笑

日本人の感覚からすると、偏差値やランキングを重視しがちですが、海外の大学選びでは、まずは「何を学びたいか」が第一で、ランキングはあくまで参考程度にするのが良いのではないかな、と私は思います。(そういう自分もある程度有名な大学で選んでしまっているのですが…。笑)

あとは、お金の問題ですね。
私個人の考えでは、学びたいことにお金を使うことは「正しいお金の使い方」だと思っています。

それでも、将来のことを考えると、どうしてもお金の問題はシビアで、お金が無くなって生きていけなくなっては元も子もありません。

なので、よ~く考えて、将来後悔しないように進路を選択したいと思います。

…働いて、稼がねば!(泣)



結論:お金持ちになりたい。




最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
\(^o^)/




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?