なりたくないけど、理解できるジレンマ

 タバコ吸っている人で、「辞めた方がいい」「良いものではない」と言う人がいる。まだ吸ったことない人へ大抵の人が言う。「健康に悪いから」と言って止める。

 私は煙草好きで吸っている。そして、それを趣味として楽しんでいる。
だが、人へ勧めることができるだろうか?

 煙草を吸って、百害あって一利なし と人は言う。これに関しては少し疑問だ。うつ病への効果や、ストレスの軽減効果が存在しているという研究内容がある。最低でも一利もない と言うのは間違いだ。(第一、100%悪や善の物など世の中存在しない。危険な放射線も有用な技術として扱われるように。旨く栄養のある肉に発がん性物質があるように。)
 だが、健康に良いかと言われると困る。度が過ぎなければ別にそれが原因で死ぬと言うことはないだろう。しかし、血管の収縮や気管や口腔内へのダメージは存在する(肺の汚れに関しては肺喫煙の問題なので知らん)。
正直、勧めたくとも勧めにくい。

 勿論、煙草の世界は深く、面白いことは保証するし、人生の友になってくれるだろうとは思う。だけれども、自己責任、健康への問題が付きまとう。
 私は「煙草?美味しいよ。1本いかが?」と言いたい。いえる人になりたい。でも、リスクを背負わすわけにもいかない。あくまでそれは自己責任なのだから。

自分の好きなものを他人に勧められない人間にはなりたくない。
でも、勧めるのも一つの問題だ。だから、「辞めた方が良い」と言うのも理解できるのだ。

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