山猫に届いた手紙　その3

Dear Mr Handsome 

Hello, Mr !　お元気かしら？あたしね、Mr には本当に感謝してるの。そのことをお伝えしたくて。ほら、あたしラクーンでしょう？POLICEに見つかったら、一巻の終わりよ。だからさ、夜な夜なあちこちのお宅のゴミ箱漁って飢えをしのいでたってわけ。そうしたらね、たまたまゴミ箱に突っ込んであったボイシーdailyに、P氏の投書を見つけたのよ。なんでも、ポンデローザ通りには、善きサマリア人が住んでいるっていうじゃない。あたし、これだ！と思ってちょっと遠かったけど、はるばる訪ねて来たってわけ。そうしたら、キャットフードの山よ。もう興奮しちゃって。

それでね、毎晩通うようになって、はらぺこに悩まされることはなくなったんだけど、新たな問題が出てきたの。言いにくいんだけど…あたし太っちゃって。それで、しばらくダイエットに励んでたってわけ。でもさぁ、ジャンクフードの魅力には勝てないわよねぇ。それで今は、週に１回だけ来てもいいって、自分と約束したの。

あたしが普段どんなもの食べてるかは、また追ってお便りするわ。今回は、とりあえず感謝の気持ちだけ。Mr、あなたって最高よ。迷惑はかけないから、POLICEには内緒にしておいてね。

Love,

Coo Yan Fay