おいしいご飯と推し事
最近「スパチャはおいしいご飯を食べてから」という教訓を見かけまして、美味いことを言うもんだと感心したものです。おいしいご飯なだけに。
冗談はさておき、「スパチャ」いわゆる投げ銭でございますが、高額なものから何かをもじった金額だったりと色とりどりで見ててなかなか愉快であります。
話は変わりますが神社でお賽銭を入れるかと思います。ご縁がありますようにと五円玉を入れたり、どうしても成就させたい願いのためにお札を投げたり。実際いくら入れるのが正解かは正に神のみぞ知る、といったところでしょう。ただお賽銭を入れる人には必ず大事な思いがあるはずです。
「今年も良い年になりますように」
「受験に合格しますように」
「大事なあの人に思いが届きますように」
思い当たる方もいらっしゃるかと思われます。そして、大事な思いはスパチャにもあるのではないでしょうか。
「楽しい配信ありがとう、また楽しみにしてます」
「新曲かっこよかったよ、これからも応援します」
「あなたの活動が末永く続いてほしいな」
お賽銭を入れる時、多くの方は自分の財布に入ってる中から金額を決めるでしょう。…お金が入って無くて連れに借りる方もいらっしゃるかもしれませんが…。ただ自分のでも連れに貸すのでも「財布の中から許す限り」であろうと思います。そしてそれに思いを込め、二礼二拍手一礼。
スパチャも同じように思いを込め一言を添える。
そしてそれには優しい思いを育む心が大事でありましょう、それにはおいしいご飯が一番でありましょう。だからこそ「スパチャはおいしいご飯を食べてから」なんて教訓が生まれたんでありましょうね。
お仕事も推し事も楽しくやるのが一番であります。労働環境を今一度見直してみてはいかがでしょう。
「おい、はっつぁんは最近転職して給料上がったんだろ?なのにどうしてあんな不健康そうなんだい?ブラックにつかまっちまったか?」
「いや新しいとこはホワイトらしいぜ、どうやら副業の推し事が忙しいみたいでさぁ」
「副業が必要なほど金に困ってんのかはっつぁんは?副業ってなんなんでい?」
「だから推し事さ」
「は?」
「外回りしたり、デスクワークしたり、経費で接待したり、大変だけど最高に楽しいらしいぜ?ただ本業の給料だいぶ回さにゃならんらしいな」
「金が必要なお仕事?何を言ってんでい、お仕事は金を得るためにやるんだろ?」
「推し事で金を貰うわけにはいかんだろ、好きでやってるのに」
「は?」
「え?」
おあとはよろしいでしょうか。
赤姉妹でした。