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#7 水泳競技

水泳競技について大きな問題提起をしたい。

「水泳競技はフェアではない。」

これだ。
今のルールでは、背の高い方が圧倒的に有利なのではないか。
この事は身長が20m程あるヒトが泳いだらどうなるかを考えたら簡単に分かるだろう。
スタートの合図が鳴り、飛び込んで浮かび上がった段階でもう挽回不能な程の差がついているのだ。
勿論、そんな高身長のスイマーはウルトラマンに出てくる、なんちゃら星人ぐらいしかいないかもしれないが、(なんちゃら星人が泳げるかどうかは未確認)地球人であっても身長の有る無しは100分の1秒、何センチ差を競うレースに於いて大き過ぎる差なのではないか。
長距離のレースならまだしも短距離では決定的な差となるだろう。

例えば、A選手(身長2m)とB選手(身長170cm)が同じレースに臨んだとしよう。
スタート時の反応が全く同じであっても浮かび上がった段階で指の先30cmの差があるとする。
ここで既にA選手が優位に立つ。

そしてレースはそのままの順位で終了。
その差が10cmであった時、実況アナウンスは「B選手惜しかったですね。猛追しましたがタッチの差で届かず!」と言ったりするのだが、実はBの方が早く泳いでいることに気付くではないか!

「3m 自由形」なんて競技があったら、フライング覚悟で飛び込まないととても勝つ事は無理である。
チェホンマン選手が出場していたら優勝は堅いだろう。
飛び込むというより腕を伸ばして倒れ込むだけのような気がするが。
(間違いなく指を打ちつけるとは思う。)

フェアに競うなら水に浮かせ手を伸ばし、競技者全員の指先を揃えた状態から競馬式にゲートを開けてスタートするしかないだろう。
若しくはゴールを指先で触れた時では無く、つま先がラインを通過した時点でゴールとする。

これなら指 to 指、或いはつま先 to つま先の真に平等なレースと言えるだろう。

(しかしそうなると100mのレースでも50mプールでは間に合わなくなるのでプールの規格から変えなければならないだろう。例えば55mプールのように。その場合、200mや400mなど、他種目のゴールがプール中央になったりするのがこのプールの弱点である。)

「そんな事いうなら陸上競技だってそうではないか」という意見も御座ろう。
しかし陸上は手 to 胸であって、身長差はそれほど影響がないと思える。
確かに胸が前に50cm程突き出ていればその分有利かもしれないが、そもそもそこまで胸があったら走り難くて仕方ないだろう。
むしろ不利である。

身長そのもので距離を稼ぐ水泳競技はフェアではないと声を小にして言いたい。

もう何年も前から言ってるのだが、あまり賛同を得られたためしが無い。

「そんなことは納得した上で競技してるんだよ」
なんだろう。

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