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赤い公園全曲考察102「勇敢なこども」(熱唱サマー)
これまでのどの曲にも似ていない、アフリカかどこかの広大な大地みたいな曲。最後の最後で、津野さんは「最初4人で歌っていてその後ちーちゃんだけになる。そのやり方を発見した曲」と言ってます。似た例だと「くい」があるけど(アルバムの最後という点でも同じ)、やり方はちょっと違います。
力強いコーラスワークに、ちーちゃんのやっぱり力強いんだけどはかない面も見せるボーカル、人生のように淡々と進むアコギとドラム
赤い公園全曲考察101「journey」(熱唱サマー)
津野さんが最後の3曲を組曲って言ったように、「ほら」では高校時代から見た未来を描き、この「journey」では現在地から見た未来を描き、最後の「勇敢なこども」ではそんな人生が一周回って幼少期に戻ったみたいな連続するドラマがあると思います。曲単体についてはシングルの方をどうぞ。
赤い公園全曲考察100「ほら」(熱唱サマー)
わーついに100曲目か。「ほら」は赤い公園のオリジナル曲の中で、今のところ唯一メンバー以外が作詞した曲(作曲は津野さん)。作詞した後藤麻由さんは津野さんの同級生で、この曲は津野さんが赤い公園(当時の名前は「ちょこ坊」)に入る前に組んでいたバンドの曲です(津野さん以外の3人からしたら先輩のバンド曲)。
津野さんはインタビューで「高3の文化祭のテーマソングで作って、体育館で全校生徒の前で演奏した。私
赤い公園全曲考察99「BEAR」(熱唱サマー)
津野さんが子供の頃から持ってる、くまりんというクマのぬいぐるみ(「ブレーメンとあるく」のジャケにも登場)と、津野さんの友情を描いた曲。
赤い公園の曲によく出てくる、これまで散々言ってきた「色について」や「諸行無常感」、それに孤独感、それに恋愛っぽいこと(?)まで出てきて、そういったいろんな話について、言葉はなくてもくまりんと会話していくっていう、なんだかかわいい歌詞。
ピアノはOfficial
赤い公園全曲考察98「セミロング」(熱唱サマー)
女心ソング3連発目(女心があまり理解できない上に、熱唱はライナーノーツもないからこのあたり全然考察になってないですね、ごめんなさい)。この曲の歌詞は、津野さんがずっとテーマにしたかったものらしい。失恋して髪を切るのに、切りすぎずにセミロングくらい髪を残しておくっていう女心(とそれを見てる男心…なのかな、もしかしたら)を、いろんな擬音語を交えながらうまく表現してるなと思います。
「猛烈リトミック」
赤い公園全曲考察97「恋と嘘」(熱唱サマー)
シングルの方をどうぞ(あんまり大したこと書いてないけど)。
赤い公園全曲考察96「プラチナ」(熱唱サマー)
この曲めちゃくちゃ人気ありますよね。これについてはaiko先生が的確に語っているのでそちらを読むのが一番だと思います。
会話を終えたくなくて何となくしりとりが始まって、歌詞もそのしりとりになっている(そしてしりとりも何かストーリーを思い起こさせる単語ばかり)…なんだけど、1番Bメロ最後の「ブラッドタイプ」がサビ終わりの「プラチナ」に繋がっていて、さらには2番最初の「南南東」にも繋がっているのは
赤い公園全曲考察95「ジョーカー」(熱唱サマー)
なんだかうまくいかなくて、誰かみたいになりたいって時に、どんな数字のカードにもなれるジョーカーみたいにポワンと変身できたらな…って曲。「この誰かみたいになりたい」っていうのも赤い公園でよく出てくるテーマだな、ならなくていいのに。
この曲の「誰もが孤独、だけど「誰もが孤独」という事実はみんな一緒だよ」という視点が好きです。それにジョーカーってゲームによっては最強のカードだし。
熱唱祭りでジンのハ
赤い公園全曲考察94「最後の花」(熱唱サマー)
「熱唱サマー」は「AUN」から「最後の花」への流れが最高すぎる。変態ソング2連発。アレンジはPABLO氏。ちーちゃんのオクターブ上の声とか、本当気持ち悪い寸前の気持ち良さ。津野さんはラジオで「ストリングにも注目して聴いてほしい」って言ってたけど、この美しいストリングスと、気持ち悪い寸前のちあきオクターブとかが絶妙に混じり合って、最高に変態だと思います。あと2回目サビ後のコードが変わるところと、そこ
もっとみる赤い公園全曲考察93「AUN」(熱唱サマー)
佐藤千明脱退のアナウンスがあった後に出たアルバムだからこそ、ちーちゃんとバンドの阿吽の呼吸のことを歌ったように思えるけど(普通の人なら絶対そう思うと思うけど)、そうではなくて津野さんは「自分たちの意思と関係なく去ってしまったあるスタッフさんを思って書いた曲」と語っています。
津野さんはかねてからよく佐藤・藤本・歌川の3人のことをまともじゃない、自分だけがまともだみたいな話をしていて、ここで言う宇
赤い公園全曲考察92「闇夜に提灯」(熱唱サマー)
こちらはシングルのほうをどうぞ。「カメレオン」から続くと和っぽいテイストが連続してて、アルバムのお祭り感に一役買ってると思います。
赤い公園全曲考察91「カメレオン」(熱唱サマー)
4枚目のアルバム「熱唱サマー」の冒頭を飾るお祭り曲。この曲は、個人的にすごくいいところとすごくダメだと思うところがあって。まずいいところというのは…それまでの赤い公園の曲の特徴のひとつとして複雑なコード進行とメロディというのがあったと思うんですけど、だんだんとそこまで複雑な作りじゃないのに良いメロディーの名曲もたくさん生み出してきて、そんな中でこの「カメレオン」はほぼ3つのコードしか使ってないとい
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