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大学入試、大学入試改革について感じること

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最近の大学改革につなげるために検討実施されている大学入試改革について感じることを記事にしたものです。
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2021年2月の記事一覧

大学入試 その3

結果的に18歳の若者を苦しめるだけの、制度改革がそもそも何のためなのかを知りたくて、背景を確認しています。やはり、政治だったか... 1949年から1978年まで、国立大学は、一期校と二期校に分かれ、一期校は3月上旬、二期校は3月下旬に試験を行い、大学進学への門戸を広げるための施策だったようです。ただ、一期校が本命で、二期校が滑り止めのような大学の序列化が見られると批判を受けたようです。 その批判を受けて、今度は、共通一次試験が導入され、原則、国公立は1校しか受けられなく

大学入試 その2

国公立大学の前期日程試験が終わりました。受験生の皆さん、どうでしたか?後期日程を目指して休みなく努力を続けられている方も多くおられるとは思いますが、一日くらい息抜きをしてもよいのではないでしょうか?保護者の皆さんも、お疲れさまです。合格発表まで落ち着かない日々を過ごされると思いますが、ご子息の力を信じて、待ちましょう。 さて、大学入試という題目で記事を何回か書いていますが、今日も感じた疑問を述べたいと思います。 考える力を試すには、小論文と面接でなければ測れないが、それを

大学入試

今日から、国公立大学前期日程試験が始まりました。みんな頑張っただろうから、みんな合格すればいいのにと思いますが、振り分けのための試験ですから全員が合格を勝ち取ることは出来ないのです。でもすべての受験生に春が訪れることを心から願っています。 最近の大学入試では、考える力を試したい、と改革を行おうとしています。 考える力とは何でしょう? 考える力とは既存の知識を組み合わせて、それまで気づかなかったものを生み出す力でしょうか?ということはそれを試験で測るのは実際可能なのでしょ

大学改革の目的は一体何なのか?

共通テストが終わり、国公立の出願も終わった受験生たちから、外乱をとにかく取り除き、今の目の前のことに集中してもらって、春が訪れのを楽しみにしてもらいたいと思いながら... 大学の9月入学は、4月の時点では、かなり現実味を帯びた話になっていました。世論は肯定的な意見が多かったように記憶しています。途中から与党の意見となった途端に否定的な話に変わっていったような記憶もありますが... あらためて考えてみると、長い時間をかけて解決すべき話を、早急に結論を出すことがなく、噂話のレ