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ゆゆゆ2期最終話「君ありて幸福」考察 (前編)

ゆゆゆが3期を迎えるにあたっての復習ということで2期最終話「君ありて幸福」を再視聴した結果、今回初めて気付いたことや疑問点などがあったので、このような形で考察としてまとめてみます。

そもそもの関心事だったのは「ゆゆゆい」(※結城友奈は勇者であるのソーシャルゲーム)で独自に展開されているオリジナルストーリー「花結いの章」との関連性。2期放送当時(2017年末)はまだゆゆゆいがサービス開始直後だったので、ゆゆゆいのメインストーリーが大きく進んだ今アニメを見直すと見え方が全く変わったものとなりました。


勇者がいっぱい

まず神樹の中枢で東郷が友奈の救出に失敗し悲嘆に暮れた際に数多くの勇者の魂が東郷の周りに下りてくるシーン。これはシルエットを見る限りゆゆゆいに登場する歴代勇者であるのは明白で、「ゆゆゆい」時空で育まれた勇者同士の信頼関係や絆が生んだものであることは言うまでもなさそう。

しかしこれは放送当時から誰しもが気付いていた点なので、この話は今回は割愛とさせて頂く。(もっとも、4周年を迎えるほどゆゆゆいが長く続いたことでゆゆゆいユーザーにとってこのシーンへの思い入れが放送当時より一層感動的なものになったことは触れておきたい。)


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自分が今になって気になり始めたのは「ゆゆゆい」の「花結いの章」終盤で仕込まれていた最も重要な伏線・・「試練を乗り越え造反神を味方にする」・・という部分は結局どうなったのか?という部分。(※放送当時は「花結いの章」のシナリオがそこまで進んでなかったので、そもそもこの疑問が起きることはなかった)

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ここで「花結いの章」の物語を簡単に説明。
人類に味方をする神々の集合体である「神樹」の内部で造反神が反乱を起こし、そこへの対処として神樹内時空に各時代の勇者が集結させられるという内容。
話を端折るが、結末としては造反神が起こした反乱は「造反」というよりも勇者たちを試す「試練」がそもそもの目的だったことが分かり、友奈達が最終的に試練を乗り越えたことで造反神を納得させることに成功という形でめでたく「花結いの章」は完結する。

で、ここで本題。「試練を乗り越え造反神を味方にする」という伏線はシリーズのクライマックスである2期最終話で回収されたのだろうか?その疑問に対する考察こそが今回の記事の目的である。


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まず「花結いの章」の造反神はそもそも何者か?といった話だが、ゆゆい内で散りばめられている造反神に関する情報を日本神話に照合するとスサノオノミコトでほぼほぼ間違いないだろうということはゆゆゆファン考察有志によってほぼほぼ明らかになっている。


このスサノオノミコト、歴史好きの間では牛頭天王と同体であるというのが通説である。それもあってかゆゆゆファンの間では 牛鬼→牛頭天王→スサノオノミコト という連想から「牛鬼=造反神では?」とも言われている。

大満開

仮に牛鬼=造反神であると仮定しよう。

その場合、最終話ラストで牛鬼を媒介として成立した「大満開」は、ズバリ造反神による後押しということになるが・・?

(長くなるので一旦ここで切り、後編に続きます)

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