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メモを取らなくなって変わったこと

こんにちは徒然です。みなさんはお仕事の時メモはどうしていますか?
わたしは自分が局長になってからは普段メモを取らなくなりました。船で働き出した頃はたくさんメモを取りましたね、タンカーだったのでこのバースは右舷/左舷、荷役はホース/アームか。マニホールドの取口の径のサイズや規格は〜、などなどやっていけば大体再度メモを取らずに覚えていきましたが、最初は後から見ればずいぶんくだらないなぁと思うような事までたくさんメモを取りました🙂

メモがいるか要らないかは、完全に仕事内容によるので必要ならやるし要らないならやらないというそれだけのことです。仕事で電話をすることもありますが、その時はペンを持って必要なことは書き込みます。これは電話の内容を正確に伝達するために必要な単語を書いているだけなのでこういうのは今後もやります。タスク的な「XXX、何日まで」、これもやります。わたしのやらくなったメモは、『後からこうだったと確認したいこと、そのために常時手帳を持つこと』ということです。仕事をしていて後から、えーとこういう時どういう手順でやったらよかったかな?ということはよくあります。わたしの仕事用のPCには仕事ごとにファイルを作ってあり(『xx作業』、『oo書類』など)、ファイル内にエクセルでやり方や注意点を作成してあり、報告先や忘れがちなことはここを見て確認するようにしています。誰でもできるような当たり前のことですが、仕事部屋も仕事のPCも基本わたしひとりで使うので、そのあたりのやり方は自由にできることが多いので助かります。あとは仕事で瞬時に判断しないといけないことというのは基本少ないです、そのため手帳を持ち歩いてすぐに情報を出さないといけないということがないのもメモをやめた理由にあります。

ですが、メモを取らなくなった本当の理由は、「記憶できないことというのは価値がないことだから」です。以前、自分が感じたことや言われたことはいちいちメモしてそれをたまに見ていましたが、これを一切しなくなりました。見たこと、聞いたこと、感じたこと。全て記憶に任せて、記憶できないものはそのままスルーです🙂これは有名な音楽プロデューサーがこういったやり方をしていることをエッセイで読んで、わたしもこうしよう…と実践しました。意外とこれがすぐにすんなり来て、気づきが多くなりました。
(あ、今のなんか引っかかるな)、(そういえばこんなこと言ってたな)
こういったその場でメモしなかったこと、ある時ふと浮かび上がってきます。いろんな出来事や単語やアイデアを全て記憶のストックに頼る、ストックできないことは自分には必要ない、その時は縁のない、あるいはまだ気付くだけの力がない…。仕事はアイデアの組み合わせがとても大切ですが、組み合わせるアイデアの一つ一つは自分の感じることの中にあることがほとんどです。記憶や気づき,感じる力はメモという出力の仕方ではかなり弱い、アイデアを組み合わせて一気に行動にする。メモを持って、それでさらに考えたらいいかと思ってましたが、メモは必要なかったのです。

こうして仕事用の情報は仕事をする端末に、自分のことは自分の心の中に。これいいな🤗(あるいはこれはよくないな😰)、やってみたいな🙂、気になるな🙄。ということへの反応がとても早くなりました。また、普段からそういうことを繰り返していると(あ〜これあれに似てるな🙄)、(これっていつもこうなってる😥)などなど発見する力、気付く力が上がったような気がします。仕事のスタイルが変わればメモを取ることもまた必要になってくるかもしれませんが、ひとまずメモなしになり、それによって『考える習慣』のレベルが上がり仕事の効率化やいいアイデアがたくさん出るようになりました。船の仕事では、「こんなの必要ないな」、「こうした方が絶対早い」という改善点はまだまだたくさんあります(特に無線部は書類、機器類が多くなりがち)、改善には時間がかかりそうなものもありますが、これからもこれいいなと感じることを増やしていき仕事の改善に活かしていきます。

TKS  BIBI OUT

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