2020.12.21


今日は冬至だった。1年の中で夜が一番長い日。当日深夜が〆切の課題に追われる日々が続いていたせいで、窓の外が暗転し始めると特に急ぎの課題が無くても気持ちが焦ってしまう。今週のいつからか冬休みに入るらしい。今年の冬至はゆず湯にも入らず南瓜も食べずに終わってしまったな。


ここ数ヶ月ぐらい、定期的に年末までの悲観的なカウントダウンをしていた。忘れもしない2019年1月27日。その日伝えられた、愛する人たちがそれぞれの道を歩き始める日まで、早くもあと10日に迫っている。

あらゆるアカウントで獣のように吠えたり詩人のようにポエティックな感情を吐露したりを繰り返す日々だった。関係者の皆様、大変お見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ございませんでした。

嵐さんがずっと幸せであればいいと思う。

どうせ表舞台から消えても、私の中にはずっと5人がいる。物心ついた時から愛していたせいか、好きなタイプに当てはまったのが彼なのか、彼が好きだから好きなタイプがそうなったのかすらよくわかっていない。

私の根幹は彼らだ。彼らが表に出す思考の欠片を各媒体で汲み取り続けて、口調も思考回路も似てきたのを否定できない。

今までも疑似恋愛を本気でしてはいなかったけれど、もし彼らが何かをして厳罰に処される日が来たとして、私の尊敬や信頼や愛が粉々に砕け散ったとして、それでも私は、恋愛対象にそういう人がいたら、かつて見た彼のような要素を持つ人間を愛するのだろうと思う。


今日はM-1グランプリの決勝戦の動画を見た。芸人には疎く、なんとなく名前だけ知ってる人が何人か出てるらしい〜程度の認識だったんだけど、全員面白かった。1番手のインディアンスさんはハモったとこで声出して笑ったし、仲良さげで良かった。だから最後のウエストランドさんのバッチバチに尖ってるネタの良さが深まってた。芸人は最初はみんな復讐らしい。憎悪が導く方向がすごい前向きで格好良い。

優勝したマヂカルラブリーさんのネタも本当に面白かった。多分今年いっぱいは思い出し笑いをすると思う。嵐にしやがれで変なゲーム作ってる(しかも二宮さんのプレイングがめちゃくちゃ上手い)人とその相方みたいな認識しか持ってなかったけど、2冠ってだいぶすごい人だったんだなあ。あとボケ担当なんだなあ。

挨拶がめちゃくちゃ好きだな〜と思っていたら村上さんが鈴木さんなことを知った。混乱する。

関係ないけど、決勝戦の全員にある冒頭の謎空間で歩く映像がなんか異様に格好良い。純粋に笑いで戦うやつだからフェアじゃない感じではあるんだけど、過去の因縁とか緊張感とかそういう背景を想いながら見てしまう。逆光の中の背中って良いよね。


夜にオモコロチャンネルの大喜利生放送を見た。M-1もこれも、司会やオーディエンスの熱がモロに演者のコンディションに関わるよなあ、と思いながら司会オーディエンスなしの大喜利を見ていた。絵本のお題の原宿さんの最初の回答が1番好きかも。あとバカ春のお題の回答だいたい好き。

元旦から変わらず動画を投稿するらしい。嬉しい気持ちと同時に、やっぱり「もう元旦かあ……」という気持ちになる。大晦日や元旦が関わるだけで、私の中でコンテンツが入れ替わりのように……と思う気持ちが生まれてしまうのはもう仕方がないやつだと思う。


嵐さんも芸人さんもYoutuberさん(彼らはライターさんだけど)も、楽しめるコンテンツと、表立ってその生産をする人たちを見て、そういう生き様が格好良いなと改めて感じた。

そういう才能は無いので自分がそうなりたいとは思わないけれど、きっと常にそういう人たちに心が支えられて、これからも生きていくんだろう。確かに生き甲斐のようにはなっていて、少なからず心に穴が開くのは間違いないけれど、嵐さんが表舞台からいなくなっても、きっとその穴を少しだけ塞いでくれるコンテンツと共に変わらず笑って生きていくのだろう。これは薄情なのではなく、依存ではない程度の愛だ。私の根幹に彼らは残っているのだから。親族が大往生して亡くなった感覚に近い。

歌って踊る姿も、漫才やコントをやる姿も、くだらないことを真剣にやってる姿も、純粋に楽しんで。娯楽を本業にする人の凄さを時々意識しつつ。そんな感じで全方位リスペクトの姿勢で、来年の私も頑張って生きていこうと思った。

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