2021.9.4 燃え尽きぬもの


創作をした日は日記を免除しよう、というシステムを2日連続適用したら、その翌日に日記の存在を失念しました。懺悔。今日は創作をしましたが、昨日日記を書かなかったのでその分ということで。


今月入ってからの私の様子を端的に言うと、副反応、副反応&ゼミ、ゼミ、部屋の掃除という感じ。体調を悪くしたり延々画面と向き合ったり延々壁を擦ったりしている。


昨日は連日続く朝から夕方までのゼミのミーティングをこなしてTwitterに来たら、最高の推しの二次創作が置かれていて、それに当てられて三島由紀夫の金閣寺などを再読していたらだいたい一日が終わった。ちなみにいうと今日は再読の勢いで軽く創作した。

絵仏師良秀も狂気の方向性が似ているので目を通し、その流れで芥川の地獄変も読んだ。共通点:炎。嫉妬、復讐、清算、なんとも表現できない、形を変えつつ幼少期から抱いていた金閣寺への固執の果てに溝口が放った炎。良秀の持つ芸術に対する狂気じみた執念と情熱を露わにする炎。良秀の芸術に対する覚悟が露わになる炎。


『炎』というものの概念がかなり好きだ。文明の象徴でもあり、ゾロアスター教では礼拝の対象ともなり、しかし全てを燃やす破壊力を持つものとして恐怖されもする。山を燃やして心をざわめかせるときもあれば、薪を燃やして心を落ち着かせることもできる。「物は使いよう」の極致みたいなものかもしれない。一つのものが様々な物事のメタファーとして使用されることによって、それに言及する人それぞれの個性があらわれるから好きなのかな。理由はよくわからないけど、炎という概念は好き。それそのものはさほど好きじゃない。手先が超不器用なのもあってビビってしまう。

少し前に書いた小説も象徴としての炎を利用してたわね。再読した理由は推しの二次創作とは言ったものの、その直前に推しの終末の二次創作を書いていて、そこで既に炎に魅入られていた。炎を使いすぎている。

メタファーとして擦り尽くす前に他のテーマを得なければ。再読しすぎて頭に炎のイメージがだいぶ強まっている。


明日も文字が書けますように。クソ忙しいのに本読んで創作してんの意味わかんないな。論文が進みません。おやすみなさい。

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