第74回 GⅢ 鳴尾記念
中京 芝:左2000m Bコース
本来は6月の阪神で開催される2000m戦だ。
今年は中京で行われる為、阪神での鳴尾記念データは使えない。データの取り扱いには注意が必要。
有力馬を考察から好走馬を導き出したい。買い目や印は枠順発表後に追記予定(6/4 11:00)
①ブラストワンピース
18年有馬記念の覇者。それも含めて重賞5勝は実力トップクラス。昨年の有馬記念では心房細動発症により競走中止。復帰まで時間を要したが鉄砲実績は豊富。斤量は他馬に比べて1kg重い57kgだが、58.59kgを背負って走った事もある。今回の斤量、レベルが下がるGⅢなら侮れない。あとは調整でどこまで動ける様になっているか。当日の馬体や気配をチェックしたい。
④ペルシアンナイト
ブラヴァス同様、金鯱賞と大阪杯は重馬場と持ち味を活かせなかった。トビが大きい走りの為、良馬場が理想。もともとGIの2000m戦で2着2回の実績がある事から、この馬にとっては1800〜2200mあたりが適性だろう。昨年の有馬記念で7着という結果も、勝ち馬クロノジェネシスと0.6秒差で、着順以上に負けてない。メンバーレベルが下がる今回、良馬場ならチャンスある。
⑥ブラヴァス
昨年のチャレンジCでは大阪杯を勝ったレイパパレに0.2秒差で2着。それもメンバー最速の34.1秒で追い込んだ内容は評価出来るもの。金鯱賞、大阪杯は重馬場によるもので、良馬場想定の今回では特にマイナスにはならない。新潟記念を勝っている実績から距離や左回りへの不安はない。懸念されるのは大阪杯での疲れか、特殊な馬場でのレースであった事がどこまで影響するか。
⑦サトノソルタス
前走、新潟大賞典ではポタジェとクビ差3着。それも勝ち馬と同じ1:59.3秒だった。3ヶ月半休み明けの出走であり、ハイペースを先行して粘り込んでの3着は負けて強い内容と言える。重賞では外枠に泣かされる事が多かった。前を楽に取れる展開ならこの馬の強みを活かせるはず。
⑧ショウナンバルディ
前走、都大路Sで3着。上手く先行し自分のペースで競馬が出来た。父は欧州マイルGIを勝っているキングズベスト。阪神や中京で実績をあげているように急坂やスパイラルカーブのあるトリッキーなコースは合う。以前は掛かりやすかった馬が、歳を重ねて落ち着いてレースに臨めるようになった。
⑨ヒンドゥタイムズ
下鴨Sでオープン入り、準OP時代はブラヴァスやサンレイポケットといった新潟記念好走組、マーメイドSを勝ったサマーセントと好勝負を演じており実力は重賞級。七夕賞はスタートで遅れ、荒れた馬場が影響したか後方に置いて行かれてしまった。3、4コーナーでも外を回り、直線運良く進路が空いたものの4着が精いっぱいという内容。これを見る限り中京のような広いコースを使うのはプラス。
⑪クラージュゲリエ
中京では日経新春杯で3着。4着に0.2秒差のサンレイポケット、5着0.4秒差のサトノソルタスが入選。それに相手が斤量55kgだったのに対して56kgを背負っての結果。今回は同斤量の56kgであることから優位に競馬を進めることが出来るのでは。前走は勝負所で反応が鈍かった。距離、コース共に不安少なく、立て直しの今回は抑えておきたい一頭。
⑬サンレイポケット
前走、新潟大賞典で重賞初制覇。未勝利から2000mをメインに出走しており距離実績は十分。中京2000mは栄特別、中京スポニチで勝っており、Bコースとはなるものの得意コースには違いない。気性難があり展開はもちろん折り合いも大事。直線の末脚は魅力で今が充実期か…もう一段階レベルアップがあっても。
【買い目】
3連複 ⑥⑦⑨−⑥⑦⑨−①④⑥⑦⑨⑪⑬ 13点
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