池袋タワレコに感じたアメリカの匂い
こんにちは、redbankです。
前回の池袋WAVE話、多くの方に読んでいただきました。ありがたい限りです。もう1話、池袋の話を。
今回のキーワードは・・・
・池袋タワレコに感じたアメリカの匂い
・レコード棚に入って売られていた縦長CDケース
池袋へ行く機会が多かった1992年頃、行く度にレコード店巡りをしていました。次第にできてきたのが基本コース。
①池袋駅東口を出て、明治通り沿いのWAVEへ
②明治通りを南下してタワーレコードへ
③駅に戻りつつびっくりガードをくぐり、メトロポリタンプラザのHMVへ
3つの店舗はそれぞれの変遷をたどり、現在に至っています。
WAVE
WAVE館から池袋西武に縮小移転した後に閉店
タワレコ
1994年にP'パルコに移転。日本風の店舗に
HMV
当時はメトロポリタンプラザに開店したばかり。ワンフロア独占から縮小を続け、現在は隣のエソラへ移転
前回のWAVEに続き、今回はタワレコ池袋店の話を。
旧タワレコ池袋店は、池袋駅から明治通りを目白方面へ歩くこと5分強、向かって左側にありました。今も店舗が入っていた建物は存在し、肉のハナマサが1階に店を構えています。
この池袋店、雰囲気が当時アメリカ各地にあったタワーレコードそのままの雰囲気でした。アメリカのタワレコ=広い平屋・見渡す限りのレコード。
池袋店は実際には平屋ではなかったのですが、平屋のような作りのビル1階を店舗としており、"見渡す限り"レコードやCDが陳列されていました。レコード用の什器があった時代は、棚が低かったので、店に足を踏み入れた瞬間に全体を見渡せたんですよね。この見渡せるつくりもアメリカの雰囲気を感じさせてくれました。当時はアメリカに行ったことがなく、レコードの匂いも含めて、これがアメリカの匂いだと思っていました。
当時のアメリカの店舗は、タワーレコードの歴史をまとめたDVDオール・シングス・マスト・パスが詳しく伝えてくれています。Amazonプライムでも配信されているので、ぜひご覧ください。
1992年当時にはCDも売られていましたが、まだCD専用棚は少なく、店の大部分を占めていたレコード用の什器が利用されていました。CDをレコード用の什器の深さに合わせるために考えられたのが縦長のCDトールボックス。輸入盤CDの多くは、CDケースを縦長の紙製ケースに収納し、レコード用の什器に入れて売られていました。BON JOVIのKEEP THE FAITHもCDトールボックスにて売られていたんですよ。
ちなみにBON JOVIのトールボックスはCROSS ROAD(1994年)やTHESE DAYS(1995年)では見た記憶がないので、1992年のKEEP THE FAITHが最後なのかもしれませんね。
1992年にKEEP THE FAITHを発表したBON JOVI、翌1993年に日本公演を行なうことになります。そういえば、武道館公演数で話題になったこの来日公演に向けて、はじめて眼鏡を作ったのも池袋、メガネドラッグ池袋店でした。
ネット時代以前に行なわれた来日公演、チケット入手の方法も今と違っていたんですよね。そんな話を次回以降していきたいと思います。
redbankでした。
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