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泣きたい夜に 聞きたい曲

長い間、聴かなくなっていた古い曲を聴きたくなった。

その歌はずっと聴いていなかったわけではない
いや、聴いていなかったと言うのは語弊がある。
時折、フレーズを口ずさんでいたから、正確にいうとその曲はいつも自分のそばにいた。

ちょっとココロが寂しくなると口に出る。そうすると少しココロが軽くなる、そんな曲だった。

最近、契約した音楽配信サービスではそのアーティストの誰もが知ってる数々のヒット曲はあるものの望む古い曲は出てこなかった。

仕方がなくiTunes storeを覗くが出てこない。検索をしてようやく探し当てる事ができた。

その曲は中島みゆきさんの「泣きたい夜に」
当時、別れの曲や未練のある女性の曲が多く、タイトルが「悪女」とか「恨みます」などの曲も出しており、一般的には暗いイメージだったけど、生き生きとしたメロディが大好きだった。当時、オールナイトニッポンのパーソナリティもしており、曲のイメージから180度違う深夜に笑い転げるほどの明るさだった。

曲も歌詞をちゃんと聴くとそうではないのだが、レッテル貼りで暗いイメージがついていた。

今は力強い声で歌う堂々とした応援讃歌が多く大ヒット曲も多いが、当時は優しい歌声の応援讃歌が多かった。その中でもずっと自分のそばにいたのが「泣きたい夜に」だった。

泣きたい夜にひとりでいるとなおさらに泣けてくる
泣きたい夜にひとりはいけない
誰かのそばにおいで

なんて優しい歌詞なんだろう。
悲しみは誰かと助け合って乗り越えていこう
辛い事は一人で背負わなくていいよという
優しいメッセージ

ついで歌詞は
ひとりで泣くとなんだか自分だけいけなく見えすぎる。冗談じゃないよ、世の中皆同じくらい悪い
と続く

泣いてる時は大抵、凹んでる事が多い
自己嫌悪だったり、自暴自棄になったり・・
でも、世の中起こることは100%片方が悪いことなんてない。自分だけを悪く思ってはいけないよという中島みゆきさんらしい応援讃歌。

ただ悲しい時にひとりの時が多い寄り添える人がいない・・そんな時はどうするか・・

歌詞は続く

泣きたい夜にひとりはいけない
あたしのそばにおいで

距離は遠くても、あんたの悲しみを包み込む
あたしがいるから安心しなよ
気休めかもしれないけど、そう言って
寄り添ってくれる誰かがいる事は大きいよね

youtubeにはカバーしかないので、ぜひ本人の歌声を聞いて欲しい。今の中島みゆきさんの歌声とは違う、優しい頑張れが沢山詰まっている。




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