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東北一周15日間の旅

今から50年前の話です。
大学2回生のとき、同じバレー部の親友と東北を15日間旅行したことがありました。当時、民宿の本を買って、全部予約したのは私、鉄道やバスの路線を決め、ダイヤグラムで調べて計画を立てたのも私でした。
誰かに相談できる状態ではなく、また、相談しなくても自分で全部やったのが偉い!(すみません、自画自賛です)
友達は相談できたか、どうだか、彼女はそういうの苦手らしかったから、私におんぶにだっこ状態。
民宿は一泊1000円~1200円~1500円とか。
当時ユースホステル(YH)もあったけど、安い代わりに、なんか色々めんどくさいこともしなくちゃならないようなので、全部民宿にして、往復葉書を出して返信を待ちました。電話で予約はしなかったですね。

キャッシュカードもなくて、現金10万円か15万円か忘れたけど、全部財布に入れて持って行った。怖いことやってのけましたよ。ほんと、怖いもの知らず。
なんかあったら警察に行けば助けてくれるって思ってたかも。
親が迎えに来てくれるとかは、思ってなかった。

出発の日、寝台特急の券も買ってたのに、うちの家で親友と話してるうちに、地元の駅に行ったら、電車が意外と少なくて、あれっ!これじゃ、寝台特急に間に合わないってことに!ガ~~~~ン!
焦った~!そして、思った通り、大阪のホームに着いたら、寝台車が走りだしていました。1~2分早くついていたら乗れたのに~って、がっかり~~
どうしたらいいか、考えなくちゃ~って、私の頭はぐるぐる巻き。
家に帰る選択肢はないぞって!

そもそも、出発時のダイヤグラムを調べてなかった。
都会なので(笑)いつも2~3分待てば来る感じ。最低5分か10分待てば来るはずって、勝手に思い込んでた。ところが、夜9時過ぎは本数が少なかった。20分に一本とか、だったかな?
前の電車が出たとこだったのか、計算したら寝台特急にはギリギリ間に合うか合わないか・・・。で、結局間に合わずでした。

仕方ないのでみどりの窓口でどうやったら新潟に翌日着くか相談して、とにかく鈍行で東京まで行って、そこから特急で新潟に行く方法が見つかりました。本来なら寝てる間に新潟まで行けたんだった。
でも、ちゃんと新潟の民宿に泊まれたのです。新潟での観光は無理でしたが、失敗しても、次の手を考えて、やればできるもんだね。
15日間の珍道中の出発は鈍行でスタートしたのでした。お尻痛かったな~。

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