変わりゆく
漂う雲のように
ふわふわとその時の風に乗って
形を変えつつ
時には置いてかれたような気がしたり
頑固な石のような心持ちになったり
でもやっぱり
変化は続き
また雲に戻ったり
思い通りの風が吹いたら
安心したくて
固定したくなるけど
嬉しくて仕方ない時も
悲しくてどうにもならない時も
ずっと同じ形ではいられない
未来を悲観して
逃げたくなったとしても
その未来の自分は
今とは違う形をしている
未来の自分は
今の想像とは違う自分だ
常に予想のできない
自分より大きな力も働いている
大きな生命の流れみたいに
その風に逆らって精神意志だけで
何でも一人でやるのは限界がある
身体は淡々と今を生きている
精神と身体と生命
混ざり合って風の中
たゆたう雲のように
流れながら面白く描いていく
風はきっと
活きる方に流れる
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