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親知らずが立たない

・歯医者行ったよ。いつも行ってる矯正歯科じゃ無くてガチのやつ。目的は親知らず。まだその頭角を表してすらいないが、いずれ牙を向く(激うまギャグ)だろうということで。抜歯で罰しましょう。出る杭は打たれるとも言うが出なくとも抜かれるらしい。

・嫌だ。抜きたくない。手術以上にいやなのは歯を抜いた後の生活。歯茎が元の形に戻るまの全ての食事は楽しめない。食べカスが患部に侵入しないように、下手に刺激して治癒を遅くしないようにしないといけない。腹立つ。見た目こそ何も変わらないのに。知られなきゃ抜くこともなかった。

・それはそれとして、抜いた親知らずはもらえるのだろうか。欲しい。レントゲンで何度かお目にかかりはしたがやはり認知したい。俺の子なので。アクセサリーとかにできないかな。調べりゃイヤリングやネックレスにしてる人もちらほら。匂いそうだな。

・今回行った病院は総合病院でなかなかにでかい。歯科が六階にあるのおもろい。

・手術するにあたっていろんな説明を受けた。起こりうる後遺症や感染症のこと。親知らずくんが下顎の神経近くに存在してるので、ワンチャンおとがいの感覚が消えるらしい。人にも夜が二、三週間ほどから半年の間。どうしよう!下顎の感覚無くなったら!どうかするのかな?

・手術の同意書は私一人では書けないらしい。なぜなら二十歳になってないから。国としては成人してるので大丈夫なのだが、その病院独自の規定により二十歳以上の親族の(またはそれに準ずる人の)署名が必要とのこと。運良く姉が東京に住んでたのでことなきを得た。ついでにピザ食べた。うっま。

・別日。歯医者をすっぽかした。ガチじゃなくていつも行ってる矯正のほう。寝坊とかでもなく普通に忘れてた。日にちの間隔が失われつつある。寝る時間がまちまちで、最近はまとまった睡眠を取らず一日に三回くらい布団に入ったりしている。日々が高速化している?お前、今"何回目"?矯正歯科は再度予約し直しました。

・歯は何本か抜いたことある。その全てが矯正であり、虫歯などの後天的事由ではない。もとから大人の歯が6本欠損しているのでちょっと大変なのだ。子供の歯は根っこが貧弱なのでいずれ抜かないとダメになっちゃうらしい。アダルトチルドレンだ……

・親知らず抜く手術は三月十日。それまでに最後の幸福な食事をしましょう。私の食文化はその日を境に大きく変貌するだろう。インゼリーだけ飲んで生きようかな。絶食もしてみたいな。

・写真は最近食べたおいしい料理。おいしいよ。

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